自動詞・他動詞の例文集|同じ動詞の使い分けを文で覚える

左右2列に英文を並べたノートと、自動詞と他動詞の例文集の記事タイトル

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自動詞と他動詞の説明は読んだけれど、実際の文になるとどっちか分からない、ということはありませんか。『もっと例文をたくさん見たい』という方も多いはずです。

結論から言うと、自動詞と他動詞は、同じ動詞を2つの文で並べて見るのがいちばん覚えやすいです。この記事では、自動詞の例文、他動詞の例文、そして同じ動詞を左右に並べたペア例文を順に紹介します。

目次

まずはここだけ:自動詞と他動詞の例文の見方

先に結論

例文を見る時は、動詞のすぐ後ろだけに注目します。前置詞なしで名詞が来ていれば他動詞、前置詞が来るか何も続かなければ自動詞です。

まずは、基本の2文を見比べてみましょう。

  • She smiled.(彼女はほほえんだ。)自動詞
  • She opened the box.(彼女は箱を開けた。)他動詞

自動詞は目的語をとらず、主語の動きだけで文が終わります。他動詞は「〜を」にあたる目的語を、すぐ後ろに置きます。

自動詞そのものの意味から確かめたい方は、自動詞とは?意味と他動詞との違いを先に読むと入りやすいですよ。

自動詞の例文を形ごとに見る

この章のポイント

自動詞の例文は、何も続かない形、前置詞をはさむ形、補語が続く形の3つに分けると見やすくなります。

『自動詞の後ろには前置詞が来る』と覚えている方もいますよね。

実は、自動詞の後ろの形は1つではありません。3つの形に分けて見てみましょう。

何も続かない、または副詞が続く形

例文和訳
Birds sing.鳥が鳴く。
The sun rises in the east.太陽は東から昇る。
The baby is sleeping.赤ちゃんが眠っている。
He lives in Tokyo.彼は東京に住んでいる。
The accident happened last night.その事故は昨夜起きた。

in the east や last night は、場所や時を表す飾りの部分です。これがついても、動詞の目的語ではありません。

前置詞をはさむ形

例文和訳
I arrived at the station.私は駅に着いた。
I’m waiting for the bus.私はバスを待っている。
Please listen to me.私の話を聞いてください。
She looked at the picture.彼女はその絵を見た。
He graduated from college.彼は大学を卒業した。

wait は「〜を待つ」と訳しますが、自動詞なので for をはさみます。日本語訳の「を」につられないのがコツです。

補語が続く形

例文和訳
She became a doctor.彼女は医者になった。
You look tired.疲れているように見えるね。
It sounds good.それはよさそうだ。
He got angry.彼は怒った。
自動詞の例文を、何も続かない形・前置詞をはさむ形・補語が続く形の3つに分けた図解

この形では、動詞の後ろの語が主語の様子を説明します。She=a doctor の関係が成り立つので、a doctor は目的語ではなく補語です。

補足

補語が続く自動詞は「不完全自動詞」と呼ばれます。文型の話をもっと知りたい方は、自動詞と文型で第1文型・第2文型の例文とあわせて解説しています。

もっとたくさんの自動詞を一覧で見たい方は、英語の自動詞一覧もどうぞ。

他動詞の例文を形ごとに見る

この章のポイント

他動詞の例文は、目的語が1つの形、目的語が2つの形、目的語の後ろに説明が続く形の3つがあります。どれも動詞のすぐ後ろに名詞が来ます。

他動詞の例文は、どれも「動詞+名詞」で始まるのが特徴です。

形例文和訳
目的語が1つWe discussed the plan.私たちはその計画について話し合った。
目的語が1つShe married a pilot.彼女はパイロットと結婚した。
目的語が1つThey reached the top.彼らは頂上に着いた。
目的語が2つShe told me the truth.彼女は私に本当のことを話した。
目的語が2つHe bought me a book.彼は私に本を買ってくれた。
目的語+説明We call him Ken.私たちは彼をケンと呼ぶ。

discuss, marry, reach は、日本語訳に「について」「と」「に」が入ります。それでも他動詞なので、前置詞をはさまずに名詞を置きます。

よくある間違い

×We discussed about the plan./○We discussed the plan.
×She married with a pilot./○She married a pilot.
訳の助詞につられて前置詞を足すのが、いちばん多い間違いです。

目的語を直接とる動詞をまとめて見たい方は、英語の他動詞一覧で例文つきで紹介しています。

同じ動詞で並べる自動詞・他動詞のペア例文表

この章のポイント

多くの動詞は、自動詞にも他動詞にもなります。同じ動詞の2つの用法を左右に並べると、目的語の有無で意味が変わる様子が一目で分かります。

ここが、この記事でいちばん見てほしい表です。

『open って自動詞?他動詞?』と聞かれたら、答えは「両方」なんです。同じ動詞の自動詞用法と他動詞用法を並べてみました。

動詞自動詞の例文他動詞の例文
openThe door opened.(ドアが開いた。)He opened the door.(彼がドアを開けた。)
changeThe weather changed.(天気が変わった。)We changed the plan.(私たちは計画を変えた。)
moveWe moved to Osaka.(大阪に引っ越した。)He moved the desk.(彼は机を動かした。)
growPlants grow fast.(植物は早く育つ。)My father grows vegetables.(父は野菜を育てている。)
increaseSales increased.(売り上げが増えた。)They increased the price.(彼らは値段を上げた。)
runHe runs fast.(彼は走るのが速い。)She runs a company.(彼女は会社を経営している。)
startThe class started.(授業が始まった。)She started a business.(彼女は事業を始めた。)
walkI walk to school.(歩いて学校に行く。)I walk the dog.(犬を散歩させる。)
studyI study hard.(一生懸命勉強する。)I study history.(歴史を勉強する。)
answerNo one answered.(誰も出なかった。)Please answer the question.(質問に答えてください。)
同じ動詞の自動詞の例文と他動詞の例文を左右に並べたペア例文表の図解

ペア例文で見えてくること

表を見ると、自動詞の文では「〜が」、他動詞の文では「〜を」で訳されることが多いのが分かりますよね。

ただ、run(走る/〜を経営する)のように、他動詞になると意味が大きく変わる動詞もあります。両方になる動詞は、意味ごとに例文で覚えておくのがおすすめです。

ペア例文で確かめるポイント
  • 動詞の直後に名詞があるかを見る
  • 自動詞の文で、主語が自分から動いているかを見る
  • 他動詞の文で、誰が何に働きかけているかを見る
  • 意味が変わる動詞(run, walk)は訳もセットで覚える

両方になる動詞の使い分けは、自動詞にも他動詞にもなる動詞でもっとくわしく紹介しています。

よくある相談:この例文の動詞はどっち?

先に結論

相談で多いのは「go は自動詞か」「win はどちらか」「自動詞の後ろには前置詞が要るのか」の3つです。どれも、例文の動詞のすぐ後ろを見ると答えが出ます。

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられた例文の悩みから、多く読まれていたものを要約して紹介します。

相談1 「買い物に行く」の go は自動詞?

「今日の午後、買い物に行きます」を英語にした時の go は、自動詞か他動詞か、という相談です。このテーマでは特に多く読まれていました。

答えは自動詞です。I’m going shopping this afternoon. の shopping は、go の目的語ではありません。

go は基本的に自動詞で、go to school、go home、go shopping の形で使います。home も「家へ」という副詞なので、to はつけません。

相談2 win は自動詞?他動詞?

win はどちらなのか、例文つきで知りたい、という相談です。

win は、自動詞と他動詞の両方で使われます。

用法例文和訳
自動詞Our team won.私たちのチームが勝った。
他動詞Our team won the game.私たちのチームが試合に勝った。

「試合に勝つ」は「に」があるので前置詞が要りそうに見えますよね。でも、win the game のように直接目的語を置きます。

相談3 自動詞の後ろには前置詞が要る?

自動詞のあとには前置詞がつくはずなのに、My sister became a painter. には前置詞がないのはなぜか、という相談です。

become は、補語が続く自動詞です。My sister=a painter の関係なので、a painter は目的語ではなく補語なんです。

自動詞の後ろは、前置詞が来る形だけではありません。何も続かない形、補語が続く形もあると覚えておきましょう。

補足

study は自動詞と他動詞のどちらでも使える、という相談もありました。I study hard. は自動詞、I study English. は他動詞です。ペア例文表のように並べると違いが分かりやすくなります。

例文で覚える時のコツ

この章のポイント

例文は、目で読むだけでなく、声に出して自分の話に置き換えると定着しやすくなります。

例文をたくさん読んでも、いざ書く時や話す時に出てこないこともありますよね。

そこで、例文を覚える時の手順を決めておきましょう。

例文で覚える手順
  1. ペア例文を1組選び、声に出して読む
  2. 主語や目的語を自分のことに入れ替える(I changed my plan.)
  3. 自動詞の文と他動詞の文を、続けて言ってみる
  4. 翌日、何も見ずに2つの文を書いてみる

例えばこんな会話で使えます。

「Did the meeting start?」

「Yes, it started at ten. Our manager started it with a short speech.」

同じ start を、自動詞と他動詞で続けて使っています。覚えた例文は、こうして実際に話してみると自分の言葉になっていきます。

声に出す相手がいると、通じたかどうかの手応えも得られます。オンライン英会話で、今日のペア例文を1組使ってみるのもいい練習ですよ。

オンライン英会話

覚えた動詞は、話して使うと身につく

自動詞・他動詞は、知識として覚えただけだと会話でとっさに出てきにくいものです。オンライン英会話なら、文法の教材を選んで講師と話しながら、覚えた形を実際に使って確かめられます。まずは無料体験で試してみましょう。

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覚えた例文が身についたかは、自動詞・他動詞の練習問題で確かめてみてください。

よくある質問

自動詞の例文を見分けるコツはありますか?

動詞のすぐ後ろを見ることです。何も続かない、前置詞が来る、補語が続く(主語=後ろの語)のどれかなら自動詞です。前置詞なしで「〜を」にあたる名詞が来ていれば他動詞です。

他動詞の例文で、前置詞が出てくることはありますか?

あります。She explained the rule to me. のように、目的語の後ろに前置詞が来ることがあります。見るのは動詞のすぐ後ろだけで、そこに名詞が来ていれば他動詞です。

自動詞・他動詞の例文は、どの動詞から覚えればいいですか?

open, change, grow のように両方になる動詞のペア例文から始めるのがおすすめです。1つの動詞で2つの用法を覚えられるので、目的語の有無による違いが一度に分かります。

例文の訳に「を」があれば他動詞ですか?

目安にはなりますが、例外があります。wait for(〜を待つ)は自動詞、marry(〜と結婚する)は他動詞です。訳だけで決めずに、英語の形で確かめてみてください。

まとめ

自動詞と他動詞は、例文の動詞のすぐ後ろを見ると見分けられます。

同じ動詞の自動詞の例文と他動詞の例文を並べて覚えると、目的語の有無で意味が変わる様子がよく分かります。覚えた例文は、声に出して使ってみてください。

この記事の要点
  • 自動詞の例文は、何も続かない・前置詞をはさむ・補語が続くの3つの形
  • 他動詞の例文は、動詞のすぐ後ろに目的語が来る
  • discuss, marry, reach は訳に助詞があっても前置詞をつけない
  • open, change, grow などは同じ動詞で自動詞と他動詞の例文を並べて覚える
  • 例文は声に出し、自分の話に置き換えると定着しやすい
自動詞ガイド

自動詞ガイド 編集部

英語の自動詞・他動詞の違いと見分け方、間違えやすい動詞、覚え方や練習問題、日本語の自動詞・他動詞までを、例文と表でやさしく整理している学習サイトです。 公式サイト

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