自動詞は英語で何という?intransitive verbと辞書のvi・vtの見方

辞書とvi・vtと書かれた付箋が置かれた机と、自動詞を英語で何というかを示す記事タイトル

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辞書を引いたら vi や vt と書いてあって、これは何の記号だろうと思ったことはありませんか。

結論から言うと、自動詞は英語で intransitive verb、他動詞は transitive verb といいます。vi と vt は、その頭文字をとった略号なんです。

この記事では、英語での呼び方と、辞書の vi・vt を見つけてから例文の形を確かめるまでの読み方を紹介しますね。

目次

自動詞は英語で何という?他動詞の英語もセットで

先に結論

自動詞は英語で intransitive verb、他動詞は transitive verb です。intransitive は、transitive に「〜でない」を表す in- がついた形です。

『英語の授業で出てきたけど、つづりが長くて覚えられない』という方も多いはずです。

まずは、日本語と英語の呼び方と略号を表で並べてみましょう。

日本語英語辞書の略号(英語式)辞書の略号(日本語式)
自動詞intransitive verbvi〔自〕
他動詞transitive verbvt〔他〕

intransitive は「イントランジティブ」、transitive は「トランジティブ」のように読みます。

自動詞と他動詞の英語での呼び方と辞書の略号をまとめた図解

英語の自動詞とは?

英語の自動詞とは、目的語をとらない動詞のことです。主語の動作や状態だけで、文が完結します。

○ She smiled.(彼女はほほえんだ)

○ I arrived at the station.(駅に着いた)

2つ目の文の the station は、at の後ろにある名詞です。動詞の目的語ではないので、arrive は自動詞として使われています。

自動詞の考え方そのものは、自動詞とは?で基本から紹介しています。

英語の他動詞とは?

英語の他動詞とは、目的語(〜を・〜に にあたる名詞)を、前置詞なしで直後に置く動詞のことです。

○ I opened the window.(窓を開けた)

○ We discussed the plan.(その計画について話し合った)

discuss は「〜について」と訳しますが、他動詞なので about はつけません。他動詞の詳しい考え方は他動詞とは?をどうぞ。

vi・vtの意味は?辞書の表示の読み方

ここが大事なところです

vi は intransitive verb(自動詞)、vt は transitive verb(他動詞)の略です。日本語式の辞書では〔自〕〔他〕のように表示されることもあります。

vt vi の表示は、辞書の見出し語のすぐ後や、意味の区切りごとに出てきます。

『1つの単語に vi と vt の両方が書いてあって、どっちを見ればいいの?』と迷いますよね。

実は、英語の動詞の多くは、自動詞と他動詞の両方の用法を持っています。だから辞書では、意味ごとに vi と vt が分けて書かれているんです。

表示意味例
vi自動詞の用法open(開く): The door opened.
vt他動詞の用法open(〜を開ける): I opened the door.
〔自〕自動詞の用法(日本語式)change(変わる): The weather changed.
〔他〕他動詞の用法(日本語式)change(〜を変える): We changed the plan.

意味が変わると vi と vt が入れかわる

辞書で vi と vt が分かれているのは、意味が変わると使い方も変わるからです。代表的な動詞で見てみましょう。

動詞vi(自動詞)の意味と例vt(他動詞)の意味と例
run走る: He runs fast.〜を経営する: She runs a company.
grow育つ: Plants grow.〜を育てる: We grow vegetables.
move引っ越す: They moved to Osaka.〜を動かす: I moved the desk.
walk歩く: I walk to school.〜を散歩させる: I walk the dog.

run を「走る」とだけ覚えていると、She runs a company. を見て戸惑ってしまいますよね。

例えば、こんなやりとりになりがちです。

「She runs a company. って、会社の中を走るってこと?」

「ここの run は vt で『〜を経営する』。辞書の他動詞の欄に載っているよ」

辞書の vt の欄に「経営する」があると知っていれば、後ろの a company がすっと目的語に見えてくるはずです。

よくある勘違い

見出し語のすぐ後ろにある最初の表示だけを見て、「この動詞は vi」と決めてしまうことがあります。使いたい意味のところまで読み進めて、その意味の表示を確かめておきましょう。

補足

表示の仕方は辞書ごとに少しずつ違います。v.i. と点を入れて書く辞書や、自・他を記号で示す辞書もあります。手元の辞書の凡例(使い方のページ)を一度見ておくと安心です。

辞書でvi・vtを見つけてから例文を確かめるまでの手順

先に結論

辞書は「vi か vt か」を見て終わりにせず、その意味の例文で、後ろに前置詞があるか、目的語があるかまで確かめると使える知識になります。

自動詞と他動詞を辞書で確かめる時は、次の順に見ていくと迷いません。

辞書でvi・vtを見つけて例文の形を確かめるまでの手順の図解
自動詞・他動詞を辞書で確かめる手順
  1. 見出し語を引き、自分が使いたい意味を探す
  2. その意味の前後にある vi・vt(〔自〕〔他〕)の表示を見る
  3. 例文で、動詞の直後に前置詞があるか、目的語があるかを確かめる
  4. 前置詞がある時は、どの前置詞とセットかをメモする
  5. 例文をまねて、自分の短い文を1つ作る

手順を wait で試してみる

例えば「バスを待つ」と言いたい時に、wait を引いたとします。

「待つ」の意味には vi がついていて、例文は wait for the bus のように for とセットになっているはずです。だから、×wait the bus ではなく、○wait for the bus と書きます。

日本語で「〜を待つ」と訳すのに自動詞なので、辞書を見ないと間違えやすい動詞なんです。

ちなみに、wait の欄を読み進めると、wait one’s turn(順番を待つ)のような vt の用法が載っていることもあります。ただ、ふだんの「〜を待つ」は wait for の形と覚えておけば十分です。

手順を enter で試してみる

次に「部屋に入る」と言いたい時に、enter を引いたとします。

「〜に入る」の意味には vt がついていて、例文は enter the room のように直後に名詞がきます。だから、×enter into the room ではなく、○enter the room が基本です。

辞書を見る時のチェック
  • 使いたい意味のところの vi・vt を見たか
  • 例文で、動詞の直後に前置詞があるか確かめたか
  • 前置詞がある時、どの前置詞かメモしたか
  • 例文をまねて自分の文を作ってみたか

自動詞と他動詞を英語の辞書だけに頼らず見分けるには

先に結論

辞書がない時は、動詞の直後に前置詞なしで「〜を」の相手がきているかで見分けます。辞書は、その判断の答え合わせに使います。

テスト中や会話中は、辞書を引けませんよね。

そんな時は、文の形から考えます。動詞の直後に、前置詞なしで動作の相手がきていれば他動詞、そうでなければ自動詞です。

文動詞の直後判定
I listen to music.to(前置詞)自動詞
I like music.music(名詞)他動詞
She became a doctor.a doctor(主語の説明)自動詞
He married her.her(目的語)他動詞

3行目の a doctor は「彼女=医者」という説明(補語)なので、目的語ではありません。

me や them が直後にきたら他動詞の目印

動詞の直後に me・him・her・them のような目的格の代名詞がきていたら、他動詞のサインです。

○ Please call me later.(あとで電話してね)

○ I met them at the station.(駅で彼らに会った)

反対に、話す相手を表したいのに×say me のように書くのは、標準的な英語では使わない形です。say は人を目的語にとらないので、say to me のように to を入れます。

「会話でとっさに迷った時は、代名詞の形に注目すればいいんだね」

「そう。me が直後に置けるなら、その動詞は他動詞として使えるってことだよ」

文の形で見分ける方法は、英語の自動詞と他動詞と自動詞と他動詞の見分け方で詳しく紹介しています。

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辞書で確かめた例文は、読むだけより、声に出して使うほうがずっと残ります。

wait for the bus や enter the room のような短い形を、実際の会話で何度か口に出してみてください。前置詞のある・なしが、自然に口についてきますよ。

自動詞の英語について知恵袋でよくある相談

先に結論

「見分け方を知りたい」「英語の動詞は自動詞と他動詞のどちらが多い?」「両方の用法があるなら区別の意味は?」という相談が多く読まれています。

ここでは、英語の自動詞について多く読まれている相談を要約して答えていきます。

「英語の自動詞と他動詞の見分け方を教えてほしい」

とてもシンプルで、たくさん読まれている相談です。

答えは、動詞の直後に前置詞なしで名詞がきて、それが動作の相手なら他動詞です。迷ったら辞書で、使いたい意味の vi・vt と例文を確かめます。

『結局、辞書を見ないと分からないの?』と思いますよね。最初は辞書と照らし合わせながら、よく使う動詞から形を覚えていけば、だんだん辞書なしで判断できるようになります。

「英語の動詞は、自動詞と他動詞のどちらが多い?」

英語の動詞全体で、自動詞と他動詞の割合を知りたいという相談です。

これは、はっきりした数字では言えません。辞書によって載っている単語や意味の分け方が違ううえ、1つの動詞が両方の用法を持つことが多いからです。

割合を気にするより、「この意味ではどちらか」を1つずつ確かめるほうが、実際の英語には役立ちます。

例えば、学校で最初に習う go・come・arrive・happen は主に自動詞、read・write・buy・make は主に他動詞です。よく使う動詞から、自分のノートに「自」「他」の印をつけていくと、手元に自分だけの一覧ができていきますよ。

「両方の用法がある動詞が多いなら、区別する意味はある?」

英語の動詞には両方の用法を持つものが多いと知って、それなら区別はいらないのでは、と感じたという相談です。

両方の用法があっても、意味や文の形は変わります。The door opened.(ドアが開いた)と I opened the door.(ドアを開けた)では、誰が開けたかの情報が違いますよね。

だからこそ、単語ごとではなく「文の形」で区別しておくことに意味があるんです。

よくある質問

自動詞とは英語で何といいますか?

intransitive verb です。辞書では vi、または〔自〕と略して表示されることが多いです。

他動詞とは英語で何といいますか?

transitive verb です。辞書では vt、または〔他〕と略して表示されることが多いです。

vi vt の意味は何ですか?

vi は intransitive verb(自動詞)、vt は transitive verb(他動詞)の略です。辞書では意味ごとにどちらの用法かを示しています。

辞書に vi と vt の両方が書いてある動詞はどう使い分けますか?

意味によって使い分けます。open なら「開く」は vi、「〜を開ける」は vt です。後ろに目的語を置くかどうかで、どちらの用法になるかが決まります。

自動詞と他動詞を辞書で調べる時のコツは?

自分が使いたい意味のところの vi・vt を見て、さらに例文で前置詞の有無を確かめることです。例文の形をまねて自分の文を作ると覚えやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 自動詞は英語で intransitive verb、他動詞は transitive verb
  • 辞書の vi は自動詞、vt は他動詞の略で、〔自〕〔他〕と書く辞書もある
  • 英語の動詞の多くは両方の用法を持つので、辞書は意味ごとに見る
  • 辞書は「vi・vt を見る、例文で前置詞の有無を確かめる、自分の文を作る」の順に使う
  • 辞書がない時は、動詞の直後に前置詞なしで動作の相手がくるかで判断する

よく使う自動詞をまとめて確認したい方は、英語の自動詞一覧も見てみてください。

自動詞ガイド

自動詞ガイド 編集部

英語の自動詞・他動詞の違いと見分け方、間違えやすい動詞、覚え方や練習問題、日本語の自動詞・他動詞までを、例文と表でやさしく整理している学習サイトです。 公式サイト

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