自動詞と間違えやすい他動詞|前置詞がいらない動詞一覧

英語のノートと単語カードが置かれた机と、自動詞と間違えやすい他動詞の記事タイトル

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enter into the room、reach to the station。日本語の感覚で書いたら、どちらもバツだった。そんな経験、ありませんか。

結論から言うと、自動詞と間違えやすい他動詞は「日本語訳に に・と・について が入るのに、英語では前置詞がいらない動詞」です。数はそれほど多くないので、例文ごと覚えてしまうのがいちばんの近道です。

この記事では、よく出る動詞を一覧表にして、迷った時の確かめ方まで紹介していきますね。

目次

自動詞と間違えやすい他動詞ってどんな動詞?

先に結論

他動詞は、前置詞なしで目的語(動作を受ける名詞)を直接後ろに置く動詞です。日本語訳に「〜に」「〜と」が入るせいで、自動詞のように前置詞をつけたくなる他動詞があります。

『「部屋に入る」なんだから、in か into が要るでしょ?』と思いますよね。

でも enter は「〜に入る」の「に」まで含んだ他動詞なんです。だから後ろに直接 the room を置きます。

○ She entered the room.(彼女は部屋に入った)

× She entered into the room.

このように、他動詞では前置詞がいらない、というのが基本の考え方です。自動詞の基本から確かめたい方は自動詞とは?を先に読んでみてください。

まずはこれだけ押さえればいい5語

全部を一度に覚えなくて大丈夫です。テストでも会話でも特によく出る5語から始めてみましょう。

動詞○ 正しい形× よくある間違い意味
discussdiscuss the plandiscuss about the plan〜について話し合う
enterenter the roomenter into the room〜に入る
reachreach the stationreach to the station〜に着く
marrymarry himmarry with him〜と結婚する
mentionmention the newsmention about the news〜について述べる

この5語に共通するのは、日本語訳に「について」「に」「と」が入ることです。そこに気づくだけでも、間違いはぐっと減りますよ。

前置詞がいらない他動詞の一覧

先に結論

前置詞がいらない他動詞は、下の表の動詞を押さえておけば、学校のテストやTOEICでよく見る形はほぼ確認できます。名詞の形では前置詞がつく語もあるので、右の列もあわせて見ておきましょう。

『結局、どの動詞に気をつければいいの?』という方も多いはずです。

よく間違えられる他動詞を、例文つきで一覧にしました。

動詞例文意味注意する形
discussWe discussed the plan.計画について話し合った名詞 discussion about はOK
mentionHe mentioned the event.その出来事について触れた×mention about
considerPlease consider the idea.その案を検討してください×consider about
enterWe entered the hall.ホールに入ったenter into は契約などを始める意味
reachWe reached the top.頂上に着いたreach for は手を伸ばす意味
approachThe train approached the station.電車が駅に近づいた名詞 approach to はOK
attendI attended the meeting.会議に出席したattend to は対応する意味
visitI visited Kyoto.京都を訪れた名詞 visit to はOK
answerPlease answer the question.質問に答えてください名詞 answer to はOK
resembleShe resembles her mother.母親に似ている×resemble to
contactPlease contact me by email.メールで私に連絡してください名詞 contact with はOK
joinCan I join you?一緒に加わってもいい?join in は参加するの意味で可
marryShe married a doctor.医師と結婚したget married to も可
leaveWe left Tokyo at noon.正午に東京を出発したleave for は〜へ向けて出発
obeyObey the rules.ルールに従いなさい×obey to
opposeThey opposed the plan.計画に反対したbe opposed to の形も可
explainHe explained the rule to me.ルールを説明してくれた×explain me the rule

表を見ると、名詞になると前置詞がつく語がいくつもありますよね。動詞か名詞かで形が変わる、というのはとても大事なポイントです。

もっと多くの他動詞を見たい方は英語の他動詞一覧でまとめています。

前置詞がいらない他動詞を訳語ごとに分けて並べた図解

explainだけは形に注意

explain は「説明する内容」を目的語にとる他動詞です。説明する相手は to をつけて後ろに置きます。

○ Could you explain the rule to me?(そのルールを私に説明してくれますか)

× Could you explain me the rule?

give me のように「人+物」の順で並べたくなるので、ここは別に覚えておくと安心です。

enter・reach・approach・attend・marry・mentionの使い方

先に結論

特に検索や相談が多いのがこの6語です。どれも基本は「動詞+目的語」で、前置詞がつくと意味が変わる、というパターンを持っています。

ここからは、迷いやすい動詞を1つずつ見ていきますね。

enterは他動詞?enter intoとの違い

enter の基本は「〜に入る」の他動詞です。入る場所をそのまま後ろに置きます。

○ He entered the building.(彼はその建物に入った)

○ She entered university.(彼女は大学に入学した)

一方で enter into は、交渉や契約などを「始める」という別の意味で使われます。

○ The two companies entered into an agreement.(2社は契約を結んだ)

また、入る場所を言わない時は、Please knock before you enter.(入る前にノックしてください)のように自動詞としても使われます。辞書で vi と vt の両方が出てくるのはこのためなんです。

reachは他動詞?reach forは別の意味

reach は「〜に着く・〜に届く」の他動詞です。

○ We reached the station at noon.(私たちは正午に駅に着いた)

× We reached to the station.

reach for は「〜を取ろうと手を伸ばす」という別の意味になります。

○ He reached for the salt.(彼は塩に手を伸ばした)

同じ「着く」でも arrive は自動詞なので、arrive at the station と at が要ります。この違いは他動詞と間違えやすい自動詞で詳しく紹介しています。

approachは他動詞?名詞approach toとの違い

approach は「〜に近づく」の他動詞です。

○ A typhoon is approaching Japan.(台風が日本に近づいている)

× A typhoon is approaching to Japan.

ただし名詞の approach は「〜への近づき方・取り組み方」という意味で、to をつけます。

○ This is a new approach to learning English.(これは英語学習への新しい取り組み方です)

attendは他動詞?自動詞?attend toとの違い

attend は「〜に出席する」の意味では他動詞です。

○ I attended the meeting yesterday.(昨日、会議に出席した)

○ She attends a school near her house.(彼女は家の近くの学校に通っている)

attend to のように to がつくと、「〜に対応する・〜に注意を払う」という自動詞の使い方になります。

○ The staff attended to the customer.(スタッフが客に対応した)

『attend 自動詞って書いてあったから、attend to the meeting でいいのかな?』と迷う方もいますよね。出席する意味なら to なし、対応する意味なら to あり、と意味で分けて覚えましょう。

marryは自動詞?他動詞?

「〜と結婚する」の marry は、相手を直接置く他動詞です。

○ She married a doctor.(彼女は医師と結婚した)

× She married with a doctor.

『marry 自動詞じゃないの?』と迷った時は、get married の形を思い出してください。相手を言う時は get married to の形でも言えます。

○ He got married to her last year.(彼は昨年、彼女と結婚した)

○ They got married in Kyoto.(2人は京都で結婚した)

mention aboutは間違い?

mention は「〜について述べる・〜に触れる」の他動詞です。about はつけないのが基本です。

○ He didn’t mention the price.(彼は値段について何も言わなかった)

× He didn’t mention about the price.

お礼を言われた時の Don’t mention it.(どういたしまして)も、it が mention の目的語になっている形なんですよ。

よくある失敗

mention about は discuss about と並んで、とても多いミスです。「について」がつく訳語の動詞は、まず about をつけずに書けるか考えてみてください。discuss の詳しい使い方はdiscuss aboutは間違い?で紹介しています。

日本語訳につられて前置詞をつけたくなるのはなぜ?

先に結論

間違いの原因は、ほとんどが日本語の助詞です。「〜について」「〜に」「〜と」という訳語ごとに分けて覚えると、自分がつけたくなる前置詞の予想がつきます。

ここが大事なところです。英語の他動詞は、日本語でいう「を・に・と・について」をまとめて動詞の中に含んでいることがあります。

日本語の助詞を英語の前置詞に置きかえるクセがあると、どうしても余計な前置詞が入ってしまうんですね。

日本語の訳語つけたくなる前置詞当てはまる他動詞
〜についてaboutdiscuss, mention, consider
〜に(場所)in, into, toenter, reach, approach, visit
〜に(相手・物事)toanswer, obey, resemble, oppose
〜に(行事)to, atattend
〜とwithmarry, contact, join
〜を出発するfromleave

例えば「先生に連絡する」を英語にする時、頭の中で「に」を to に置きかえていませんか。

× I’ll contact to my teacher.

○ I’ll contact my teacher.(先生に連絡します)

「を」が入るかどうかは目安にとどめる

『日本語で「〜を」になるなら他動詞、と覚えればいいのでは?』という考え方もありますよね。

目安にはなりますが、例外が多いんです。marry は「〜と結婚する」でも他動詞、wait は「〜を待つ」でも自動詞で wait for の形になります。

訳語だけで決めず、例文の形で覚えるのがいちばん確実です。

訳語につられていないかのチェック
  • 「について」と訳す動詞に about をつけていないか
  • 「に入る・に着く」と訳す動詞に to や into をつけていないか
  • 「と結婚する・と連絡する」と訳す動詞に with をつけていないか
  • 名詞の形(discussion・visit・approach)と動詞の形を混ぜていないか

他動詞に前置詞がつくのはどんな時?

先に結論

他動詞でも前置詞が出てくる場面はあります。目的語の後ろに前置詞句が続く時、前置詞がついて意味が変わる時、受動態の時の3つです。

『他動詞は前置詞がいらないはずなのに、discuss the plan with him の with は何?』と混乱する方もいますよね。

ポイントは、前置詞が「目的語の前」にあるか「目的語の後ろ」にあるかです。

パターン例文考え方
目的語の後ろに前置詞句I discussed the plan with him.目的語 the plan の後に「誰と」を足している
目的語の後ろに前置詞句He explained the rule to me.目的語 the rule の後に「誰に」を足している
前置詞がついて意味が変わるThe staff attended to the customer.attend to は「対応する」で別の使い方
前置詞がついて意味が変わるHe reached for the cup.reach for は「手を伸ばす」で別の使い方
受動態The meeting was attended by many students.by は「誰によって」を表す

目的語のすぐ前に前置詞が来ないかを見る

他動詞の文で大事なのは、動詞と目的語の間に前置詞が入らないことです。

目的語の後ろに「誰と」「誰に」「どこで」を足すのは自由なので、前置詞が文の中にあっても問題ありません。

○ We entered the room with our teacher.(先生と一緒に部屋に入った)

この with は the room の後ろなので、enter の目的語の前には入っていませんよね。

自動詞なのに前置詞がない文もある

逆に、自動詞でも前置詞がない文はたくさんあります。

○ She smiled.(彼女はほほえんだ)

○ I went home.(家に帰った)

go home の home は「家へ」という副詞なので、to が要らないんです。「前置詞がある=自動詞」「ない=他動詞」とだけ決めつけないようにしましょう。

迷った時の確かめ方は自動詞と他動詞の見分け方で3ステップにまとめています。

自動詞と間違えやすい他動詞を見分けるコツ

先に結論

迷った時は「動詞の直後に名詞を置いて意味が通じるか」を試し、最後は辞書の vi・vt 表示で確かめます。テストではこの2段階で十分対応できます。

『テスト中は辞書が引けないから、どうやって判断すればいいの?』という方も多いはずです。

前置詞を入れるか迷った時の流れ
  1. 動詞の直後に名詞を置いて「〜を・〜に」の意味になるか考える
  2. 一覧表にある動詞なら前置詞なしで書く
  3. 前置詞がつく形を見たら、意味が変わっていないか確かめる
  4. 家で復習する時に辞書の vi・vt 表示を確認する

TOEICや学校のテストで出る形

TOEICの Part 5・6 のような穴埋め問題では、動詞の後ろに前置詞が必要かどうかを見分ける問題が出ることがあります。

例えば、こんな形です。

The guests will reach ( ) hotel by six.

ここに to を入れたくなりますが、reach は他動詞なので the が入ります。TOEICでの考え方はTOEICで問われる自動詞・他動詞でまとめています。

前置詞を入れるか迷った時に確かめる順番を示した図解

覚えた形は声に出して使ってみる

一覧表を何度も見るより、自分の言葉で文を作ってみるほうが定着しやすいです。

例えば「昨日、会議に出席した」なら I attended the meeting yesterday. と、口に出して言ってみてください。

書いて覚えた形も、会話の中で使えるようになると、とっさに前置詞をつけてしまうクセが抜けやすくなります。話して練習する場があると、こうした細かい形も自然に身につきますよ。

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英語のノートと単語カードが並ぶ机で例文を書き出している手元

自動詞と間違えやすい他動詞の知恵袋によくある相談

先に結論

「前置詞の有無で自動詞・他動詞を決めていいのか」「enter に into がつく文を見た」という相談がとても多く読まれています。

ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。

「自動詞は前置詞がつく、他動詞はいらないと覚えていい?」

とても多く読まれている質問です。自動詞なのに前置詞がない文を見て、混乱したという内容でした。

目安としては使えますが、それだけで決めると迷う場面が出てきます。自動詞でも She smiled. のように後ろに何も来ない文や、go home のように副詞が来る文があるからです。

「動詞のすぐ後ろに目的語があるか」を見るほうが、ずっと確実ですよ。

「他動詞の enter に into がついた文があるのはなぜ?」

enter は他動詞と習ったのに、enter into の形を見つけた、という相談です。

enter into は「(契約・交渉など)を始める」という別の意味で使われる形です。「部屋に入る」の意味なら、enter the room と前置詞なしで書きます。

辞書で enter に vi と vt の両方が出るのも、意味や使い方によって形が変わるからなんです。

「他動詞に前置詞がつくことは例外としてある?」

他動詞の後ろに前置詞が来る例外を知りたい、という質問です。

前のセクションで見たとおり、目的語の後ろに前置詞句を足す形(explain the rule to me)や、前置詞がついて意味が変わる形(attend to)があります。

どちらも「動詞と目的語の間に前置詞は入れない」という基本は崩れていません。問題を解いて確かめたい方は自動詞・他動詞の練習問題も試してみてください。

よくある質問

自動詞と間違えやすい他動詞は、全部覚えないといけませんか?

まずは discuss・enter・reach・marry・mention の5語から始めれば十分です。そのあと、一覧表の動詞を例文ごと少しずつ増やしていきましょう。

enter は他動詞ですか、自動詞ですか?

「〜に入る」の意味では他動詞で、enter the room のように前置詞をつけません。入る場所を言わない時は自動詞としても使われます。

attend to と attend の違いは何ですか?

attend の後ろに直接行事を置くと「〜に出席する」です。attend to は「〜に対応する・注意を払う」という別の意味になります。

mention about は使えますか?

標準的な英語では mention に about はつけないのが基本です。He mentioned the event. のように話題を直接置きます。

marry with は間違いですか?

「〜と結婚する」は marry 人 が基本で、with はつけません。get married to 人 の形でも言えます。

まとめ

この記事の要点
  • 自動詞と間違えやすい他動詞は、訳語に に・と・について が入るのに前置詞がいらない動詞
  • discuss・enter・reach・marry・mention の5語から覚える
  • enter into・attend to・reach for は前置詞がついて意味が変わる形
  • 名詞の discussion about・visit to・approach to は前置詞がつく
  • 目的語の後ろに前置詞句が続くのは問題ない
自動詞ガイド

自動詞ガイド 編集部

英語の自動詞・他動詞の違いと見分け方、間違えやすい動詞、覚え方や練習問題、日本語の自動詞・他動詞までを、例文と表でやさしく整理している学習サイトです。 公式サイト

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