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go や happen のような基本の動詞ほど、自動詞か他動詞かを聞かれると答えに詰まりますよね。
結論から言うと、go と happen は自動詞、seat は他動詞です。
go は行き先に to をつけ、happen は受動態にせず、seat は「〜を座らせる」と目的語をとる。この3点を押さえれば十分です。
この記事では、基本動詞を3つのグループに分けた判定表と、迷いやすい形を例文で見ていきますね。
基本動詞を3つに分けた判定表
基本動詞は「補語がいらない自動詞」「補語をとる自動詞」「他動詞」の3つに分けると判定しやすくなります。go・happen は1つ目、become・look は2つ目、seat は3つ目のグループです。
『自動詞か他動詞かの2択で考えると、become や look で迷ってしまう…』という方も多いはずです。
そこで、自動詞をさらに2つに分けた判定表を作りました。
| グループ | 動詞 | 後ろに来るもの | 例文 |
|---|---|---|---|
| 補語がいらない自動詞 | go, come, arrive, happen, live, sleep | 何も来ない/前置詞のかたまり/副詞 | I went to the park. |
| 補語をとる自動詞 | become, look, seem, get(〜になる) | 主語を説明する名詞・形容詞 | You look happy. |
| 他動詞 | seat, raise, visit, reach | 目的語(〜を にあたる名詞) | Please seat yourself. |
1つ目のグループは、主語と動詞だけで文が完結します。2つ目は、後ろに主語の様子を説明する語(補語)が必要です。
3つ目の他動詞は、後ろに目的語を直接置きます。補語と目的語の違いは自動詞と文型でくわしく紹介しています。

- 動詞の直後に前置詞なしの名詞があるか
- その名詞は主語とイコールで結べるか
- 受動態にしても意味が通じるか
become・lookは「補語をとる自動詞」
2つ目のグループの become や look は、後ろに名詞や形容詞が来るので他動詞と間違えやすい動詞です。
ただ、後ろの語は主語の様子を説明しているだけで、動作を受ける相手ではありません。
| 例文 | 後ろの語 | 主語との関係 |
|---|---|---|
| She became a nurse. | a nurse(名詞) | She = a nurse |
| This book looks easy. | easy(形容詞) | This book = easy に見える |
| It seems difficult. | difficult(形容詞) | It = difficult に思える |
| He got angry. | angry(形容詞) | He = angry になった |
主語とイコールで結べたら補語、と覚えておくと判定が速くなります。
ちなみに get は、get a ticket(チケットを手に入れる)のように目的語をとる他動詞の使い方もあります。同じ動詞でも、後ろの語の役割で判定が変わるんです。
goは自動詞?go to・go home・go shoppingの形
go は自動詞です。行き先が名詞なら to をつけ、home・there のような副詞なら前置詞はいりません。go shopping は「買い物に行く」という決まった形です。
go の基本の形を、後ろに来るもので分けてみましょう。
| 後ろに来るもの | 例文 | 前置詞 |
|---|---|---|
| 行き先の名詞 | I go to school by bus. | to が必要 |
| 副詞 home / there | Let’s go home. | いらない |
| go+-ing | We went shopping. | いらない |
| 何も来ない | It’s time to go. | いらない |
× I went the station.
○ I went to the station.(駅に行った)
home は「家へ」という副詞なので、× go to home ではなく go home と言います。
goに他動詞の使い方はある?
『go の後ろに名詞が直接来る形もある気がする』と感じた方もいるかもしれません。
go を他動詞のように使うのは、口語で「(音を)出す」と言う時など、ごく限られた場面だけです。学習英文法では、go は自動詞と考えておけば困ることはまずありません。
同じように come や arrive も自動詞です。come to the party、arrive at the hotel のように、場所の前に前置詞を置きます。
goとvisitは同じ「行く」なのに何が違う?
『「京都に行く」と「京都を訪れる」で、なぜ形が違うの?』という疑問はとても多いです。
go は自動詞なので go to Kyoto、visit は他動詞なので visit Kyoto と、前置詞の有無が分かれます。
○ We went to Kyoto last summer.(去年の夏、京都に行った)
○ We visited Kyoto last summer.(去年の夏、京都を訪れた)
× We visited to Kyoto.
他動詞の後ろに to を入れてしまうミスです。visit・reach・enter などの他動詞は、行き先を直接後ろに置きます。
他動詞のあとにtoが来るのはどんな時?
「他動詞の後ろに to は置かない」と覚えた方もいますよね。ただ、to が来る形もあります。
| 形 | 例文 | to の役割 |
|---|---|---|
| 他動詞+to 不定詞 | I want to go home. | to go 全体が want の目的語 |
| 他動詞+目的語+to 人 | I gave the book to her. | 渡す相手を表す |
| 他動詞+to 場所 | × We reached to the station. | 置かないのが基本 |
want to go の to は前置詞ではなく、不定詞の to です。「行くこと」を望む、という目的語のはたらきをしています。
happenは自動詞:受動態にしない
happen は「起こる」という自動詞です。目的語をとらないので受動態にはしません。× The accident was happened. ではなく、The accident happened. と言います。
happen は、出来事そのものが主語になる動詞です。
○ What happened?(何があったの?)
○ The accident happened last night.(その事故は昨夜起こった)
× The accident was happened last night.
日本語では「事故が起こされた」とは言わず「事故が起きた」と言いますよね。英語でも同じで、happen 自体に「起こる」の意味が入っているんです。
自動詞と受動態の関係は自動詞は受動態にできない?でも紹介しています。
happen to+動詞の原形は「偶然〜する」
happen には、to と動詞の原形を続けて「偶然〜する」と言う使い方もあります。
○ I happened to see her at the station.(駅で偶然彼女を見かけた)
この to see は目的語ではなく、happen の意味を補う形です。happen が自動詞であることに変わりはありません。
What’s happened? は受動態ではない
What’s happened? の ‘s は has の短縮形で、What has happened?(何が起きたの?)という現在完了の文です。
例えば、友達のあわてた様子を見た場面ならこんな感じです。
「What’s happened?(何があったの?)」
「I lost my wallet.(財布をなくしたんだ)」
be動詞+過去分詞の受動態とは別の形なので、安心してくださいね。
happen と似た「起こる」の動詞に occur や take place があります。どれも自動詞で、受動態にはしません。
seatは他動詞:sitとの違い
seat は「〜を座らせる」という他動詞です。自分が座る時は sit を使い、seat は seat yourself や be seated の形で使います。
『seat って「座る」じゃないの?』と思いますよね。実は seat は「座らせる」なんです。
| 動詞 | 種類 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| sit | 自動詞 | 座る | Please sit down. |
| seat | 他動詞 | 〜を座らせる | Please seat yourself. |
| be seated | seat の受動態 | 座っている・着席する | Please be seated. |
Please be seated. は「どうぞおかけください」という丁寧な言い方です。直訳すると「座らされてください」ですが、着席をうながす決まった表現として使われます。
× Please seat down.
○ Please sit down.(座ってください)
rise・raiseも同じ考え方
sit と seat のように、自動詞と他動詞で形が違うペアはほかにもあります。
| 自動詞 | 他動詞 |
|---|---|
| sit(座る) | seat(〜を座らせる) |
| rise(上がる) | raise(〜を上げる) |
| lie(横になる) | lay(〜を置く) |
| fall(落ちる) | fell(〜を切り倒す) |
rise と raise の使い分けはriseとraiseの違いでくわしく紹介しています。
声に出して形ごと覚える
go to・visit・sit down・be seated のような形は、まとまりで口に出すと覚えやすいです。
I went to Kyoto. と I visited Kyoto. を続けて言ってみてください。話す中で形が自然に出てくると、テストでも迷いにくくなりますよ。
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go・happenの知恵袋によくある相談
happen と go についての相談が特に多く読まれています。どれも「後ろに来ている語が目的語なのか、別の役割なのか」を見れば解決します。
ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。
「happenは自動詞なのに、happened to see の後ろに動詞が来るのはなぜ?」
happen は目的語をとらないはずなのに、to see が続くのはなぜか、という相談です。
happen to+動詞の原形は「偶然〜する」という決まった形で、to see は目的語ではありません。happen は自動詞のまま、意味を補う語がついていると考えてみてください。
「happenは受動態にできないとはどういう意味?」
参考書に「happen は自動詞なので受動態にできない」とあったけれど、意味が分からない、という質問です。
受動態は、他動詞の目的語を主語にした形です。happen には目的語がないので、受動態にする材料がないんですね。
だから「起こった」は was happened ではなく happened で表します。
「goは自動詞なのに、go shoppingに前置詞がないのはなぜ?」
go は自動詞なので名詞の前に前置詞が要るはずなのに、go shopping には to がないのはなぜか、という相談です。
go+-ing は「〜しに行く」という決まった形で、shopping は go の目的語ではありません。go fishing、go swimming も同じ形です。
場所を足したい時は、go shopping at the mall のように at や in を使うのが基本です。
「goは自動詞でvisitは他動詞なのはなぜ?イメージで知りたい」
同じ「行く」なのに、なぜ go と visit で自動詞・他動詞が分かれるのか、という相談です。
イメージとしては、go は「その場から移動する」こと自体を表す動詞です。だから行き先は to で後から足します。
visit は「人や場所をたずねる」動詞で、たずねる相手が意味の中心にあります。だから相手を目的語として直接置くんです。
ただ、こうしたイメージは覚える助けにすぎません。最後は辞書の vi・vt 表示と例文で確かめておきましょう。

よくある質問
go は自動詞ですか?他動詞ですか?
自動詞です。行き先が名詞の時は go to school のように to をつけ、home や there の前には前置詞をつけません。
happen は受動態にできますか?
できません。happen は目的語をとらない自動詞なので、The accident happened. のように能動態で使います。
seat と sit の違いは何ですか?
sit は「座る」という自動詞、seat は「〜を座らせる」という他動詞です。自分が座る時は sit down を使います。
go to home と go home はどちらが正しいですか?
go home が正しい形です。home はここでは「家へ」という副詞なので、前置詞の to はつけません。
他動詞の後ろに to が来ることはありますか?
あります。want to go のような to 不定詞や、give A to B のように相手を表す to です。ただし visit to のように行き先の前に to を入れるのは誤りです。
まとめ
- go は自動詞で、行き先の名詞の前に to をつける
- happen は自動詞なので受動態にしない
- seat は「〜を座らせる」という他動詞で、座る時は sit
- 基本動詞は「補語がいらない自動詞」「補語をとる自動詞」「他動詞」の3つで判定する





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