当サイトは一般的な英文法・日本語文法の知識と、関係する団体・サービスの公式サイトの公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。辞書や教材によって表記・説明が異なる場合があります。サービスの内容や料金は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトで確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
「第1文型はSV、第2文型はSVC」と覚えたものの、どの動詞がどっちなのか分からない。そんなモヤモヤを抱えていませんか。
結論から言うと、第1文型と第2文型はどちらも自動詞の文型です。補語がいらない自動詞なら第1文型、補語が必要な自動詞なら第2文型、と考えれば整理できます。
この記事では、文型を自動詞と他動詞の2グループに分けて見ながら、become や look のような迷いやすい動詞も例文で確かめていきますね。
第1文型とは?完全自動詞だけで文ができる形
第1文型は「主語(S)+動詞(V)」だけで意味が完結する形です。ここで使う動詞を完全自動詞と呼びます。後ろに場所や時間を表す語がついても、第1文型のままです。
まずは短い例文から見てみましょう。
○ Birds sing.(鳥が歌う)
○ She smiled.(彼女はほほえんだ)
○ The baby is sleeping.(赤ちゃんが眠っている)
どれも、主語と動詞だけで「誰が・どうした」が伝わりますよね。
この sing・smile・sleep のように、補語も目的語もいらずに文が終わる自動詞が完全自動詞です。「完全」は、それだけで意味がそろっているという意味なんです。
後ろに語がついても第1文型のまま
『He lives in Tokyo. は後ろに語があるから第1文型じゃないのでは?』と思う方も多いはずです。
実は in Tokyo は「東京に」という場所を表すかざり(修飾語)です。文の骨組みは He lives だけなので、第1文型のままなんです。
| 例文 | 骨組み | 後ろについている語 | 文型 |
|---|---|---|---|
| He lives in Tokyo. | He lives | in Tokyo(場所) | 第1文型 |
| The sun rises in the east. | The sun rises | in the east(方向) | 第1文型 |
| I arrived at the station. | I arrived | at the station(場所) | 第1文型 |
| We went home early. | We went | home early(副詞) | 第1文型 |
| The accident happened last night. | The accident happened | last night(時) | 第1文型 |
文型を考える時は、前置詞のかたまりや副詞をいったん外してみてください。残った骨組みが SV なら第1文型です。
例えば、こんなやりとりで考えてみましょう。
「Where do you live?(どこに住んでるの?)」
「I live in Osaka.(大阪だよ)」
答えの I live in Osaka. も、骨組みは I live なので第1文型です。
完全自動詞の代表例
よく使う完全自動詞を、意味のまとまりで並べておきますね。
- 移動する: go, come, arrive, run, walk
- 起こる・存在する: happen, occur, exist, live
- 体の動き: sleep, smile, laugh, cry
- 上がる・落ちる: rise, fall
go や happen のような基本動詞の判定はgo・happen・seatは自動詞?他動詞?でも一覧表にしています。
第2文型の自動詞は補語が必要
第2文型は「主語(S)+動詞(V)+補語(C)」の形です。補語がないと意味が足りない自動詞を、不完全自動詞と呼びます。補語は主語がどんな人・物・状態かを説明する語です。
『自動詞なのに、後ろに名詞や形容詞が来るの?』と不思議に感じますよね。
ここが大事なところです。第2文型の後ろに来る語は目的語ではなく、主語を説明する補語なんです。
○ She became a doctor.(彼女は医者になった)
○ You look tired.(疲れているように見えるね)
○ It sounds good.(それはよさそうだね)
例えば She became で止めると「彼女は〜になった」で、何になったのかが分かりません。補語の a doctor があって初めて意味がそろいます。
補語になれるのは名詞と形容詞
自動詞と補語の組み合わせでは、補語に名詞か形容詞が来ます。
| 補語の種類 | 例文 | 主語との関係 |
|---|---|---|
| 名詞 | He became a teacher. | He = a teacher |
| 名詞 | She remained a good friend. | She = a good friend |
| 形容詞 | You look happy. | You = happy な状態 |
| 形容詞 | The leaves turned red. | The leaves = red になった |
| 形容詞 | This soup tastes good. | This soup = good な味 |
どの例も「主語=補語」の関係になっていますよね。この関係が、あとで出てくる見分け方のカギになります。
不完全自動詞の代表例
第2文型でよく使う不完全自動詞は、意味で3つに分けると覚えやすいです。
| グループ | 動詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 〜である・〜のままだ | be, remain, keep | Please keep quiet. |
| 〜になる | become, get, turn, grow | She got angry. / He grew old. |
| 〜に見える・〜と感じられる | look, seem, appear, sound, feel, taste, smell | It seems difficult. |
五感を表す look・sound・feel・taste・smell は、「〜に見える」「〜に聞こえる」のような意味の時に第2文型になります。
× You look happily.
○ You look happy.
補語は主語の状態を説明する語なので、副詞の happily ではなく形容詞の happy を使います。
5つの文型を「自動詞の文型」と「他動詞の文型」に分けてみる
5つの文型は、第1・第2文型が自動詞のグループ、第3・第4・第5文型が他動詞のグループに分かれます。動詞の直後に目的語があるかどうかが、2つを分ける線です。
文型を5つバラバラに覚えると、どれがどれだか混ざりがちですよね。
そこで、自動詞と他動詞の2グループに分けて見てみましょう。
| グループ | 文型 | 形 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 自動詞の文型 | 第1文型 | SV | Birds sing. |
| 自動詞の文型 | 第2文型 | SVC | She became a doctor. |
| 他動詞の文型 | 第3文型 | SVO | I opened the window. |
| 他動詞の文型 | 第4文型 | SVOO | He gave me a book. |
| 他動詞の文型 | 第5文型 | SVOC | The news made me happy. |
こうして並べると、O(目的語)があるのは他動詞の文型だけだと分かります。
自動詞の文型は、目的語を持たない代わりに「補語があるかないか」で2つに分かれるんです。

完全・不完全は他動詞にもある
『完全・不完全って、自動詞だけの話なの?』と気になった方もいるかもしれません。
学習英文法では、他動詞も同じように分けて呼ぶことがあります。目的語だけで意味がそろう第3文型の動詞は完全他動詞、目的語のあとに補語が必要な第5文型の動詞は不完全他動詞です。
| 補語がいらない | 補語が必要 | |
|---|---|---|
| 自動詞 | 完全自動詞(第1文型) | 不完全自動詞(第2文型) |
| 他動詞 | 完全他動詞(第3・第4文型) | 不完全他動詞(第5文型) |
この表の上の段が、この記事のテーマです。他動詞の側をくわしく知りたい方は他動詞とは?もあわせてどうぞ。
文型の分け方や呼び方は、参考書や授業によって少し違うことがあります。まずは「目的語があるか」「補語があるか」の2点で考えておけば、どの説明にもついていけますよ。
補語か目的語か迷った時の見分け方
動詞の後ろの名詞が補語か目的語か迷ったら、主語と「=」で結べるかを確かめます。主語=後ろの名詞なら補語で第2文型、イコールにならないなら目的語で第3文型です。
同じ「動詞+名詞」の形でも、補語の時と目的語の時があります。ここで迷う方はとても多いんです。
2つの文を比べてみましょう。
○ She became a teacher.(彼女は先生になった)
○ She met a teacher.(彼女は先生に会った)
上の文は、彼女自身が先生になっています。つまり She = a teacher なので、a teacher は補語です。
下の文は、彼女と先生は別の人ですよね。She ≠ a teacher なので、a teacher は目的語になります。
- 動詞の後ろの語を見つける(前置詞のかたまりは外す)
- 主語と後ろの語をイコールで結んでみる
- イコールになる、または後ろが形容詞なら補語(第2文型)
- イコールにならない名詞なら目的語(第3文型)

be動詞に置きかえるのもおすすめ
もう1つの確かめ方は、動詞を be動詞に置きかえてみることです。
She became a teacher. を She is a teacher. にしても意味が通じますよね。これは補語のサインです。
一方、She met a teacher. を She is a teacher. にすると、まったく別の話になってしまいます。だから met の後ろは目的語なんです。
受動態にできるかでも分かる
目的語は受動態の主語になれますが、補語はなれません。
○ She helped a teacher. を受動態にすると A teacher was helped by her.(先生は彼女に助けられた)
× A doctor was become by her.
become の後ろは補語なので、受動態にはできないんです。自動詞と受動態の関係は自動詞は受動態にできない?でくわしく紹介しています。
- 主語と後ろの語がイコールで結べる
- 後ろの語が形容詞(happy, tired, red など)
- be動詞に置きかえても意味が通じる
- 受動態にしようとすると文が成り立たない
目的語そのものの考え方は目的語とは?で、図とあわせて説明しています。
become・lookは自動詞?迷いやすい動詞を確かめる
become は「〜になる」の意味で補語をとる自動詞です。look は「見る」の意味では前置詞と一緒に使う自動詞、「〜に見える」の意味では補語をとる自動詞です。どちらも、意味によって第1文型と第2文型を行き来する動詞と考えると分かりやすくなります。
becomeが自動詞なのはなぜ?
『「医者になる」は相手が必要だから、他動詞じゃないの?』という疑問、よく分かります。
ただ、become の後ろの a doctor は「なった結果の主語の姿」です。主語とは別の何かに働きかけているわけではないので、目的語ではなく補語になります。
| 例文 | 後ろの語 | 主語との関係 | 動詞の種類 |
|---|---|---|---|
| She became a doctor. | a doctor(名詞) | She = a doctor | 不完全自動詞 |
| It became cold. | cold(形容詞) | It = cold な状態 | 不完全自動詞 |
| She loves her job. | her job(名詞) | She ≠ her job | 他動詞 |
become は「なる」と訳すので日本語では「〜に」がつきますが、訳語だけで決めないのがコツです。
lookの自動詞は意味で2つに分かれる
look は自動詞として使うのが基本ですが、意味によって文型が変わります。
| 意味 | 形 | 例文 | 文型 |
|---|---|---|---|
| 見る・目を向ける | look だけ | Look! | 第1文型 |
| 見る・目を向ける | look at A | Look at this picture. | 第1文型(at 以下は修飾語) |
| 探す | look for A | I’m looking for my key. | 第1文型として扱うことが多い |
| 〜に見える | look+形容詞 | You look tired. | 第2文型 |
「見る」の look は、見る対象を言う時に at が必要です。× Look this picture. とは言わないので、自動詞だと分かります。
look at や look for を「1つの他動詞のかたまり」として扱う説明もあります。どちらの見方でも、look の直後に名詞を置かない点は同じです。
1つの動詞が2つの文型を持つことも多い
become と look のほかにも、意味によって完全自動詞と不完全自動詞を行き来する動詞はたくさんあります。
| 動詞 | 補語なし(第1文型) | 補語あり(第2文型) |
|---|---|---|
| appear | He appeared at the door.(現れた) | He appeared tired.(疲れているように見えた) |
| grow | Plants grow.(育つ) | He grew old.(年をとった) |
| turn | Turn left.(曲がる) | The leaves turned red.(赤くなった) |
| get | We got to the station.(着いた) | She got angry.(怒った) |
『じゃあ、動詞ごとに文型が決まっているわけじゃないの?』と思いますよね。
その通りで、文型は動詞と後ろの語の組み合わせで決まります。辞書で vi(自動詞)の意味を見る時は、補語をとる意味かどうかも一緒に確かめておきましょう。
文型が分かると英語を話す時にも迷いにくい
第1文型と第2文型の違いが分かると、話す時に「後ろに何を続ければいいか」がすぐ浮かぶようになります。文型は試験のための知識と思われがちですが、実は会話でも役に立つんです。
例えば、相手の話にあいづちを打つ場面ならこんな感じです。
「I’m going to Kyoto next week.(来週、京都に行くんだ)」
「That sounds nice!(いいね!)」
That sounds nice. は第2文型です。sound の後ろに形容詞を置くだけで、気持ちを伝えられますよね。
| 場面 | 第2文型の一言 | 意味 |
|---|---|---|
| 相手の顔色を見て | You look tired. | 疲れているみたいだね |
| 提案を聞いて | That sounds good. | よさそうだね |
| 料理を食べて | This tastes great. | とてもおいしい |
| 体調を聞かれて | I feel better now. | もう良くなったよ |
| 状況を説明して | It’s getting dark. | 暗くなってきた |
- 「〜に見える」「〜そう」は look・sound の後ろに形容詞
- 「〜になる」は become・get・turn の後ろに名詞か形容詞
- 場所や時間は、第1文型の後ろに前置詞のかたまりで足す
声に出して文型ごと覚えてみる
こうした短い文は、目で読むより口に出したほうが体に入りやすいです。
You look tired. や That sounds good. を何度か言ってみてください。自分で話す中で使えると、テストで文型を聞かれた時もすぐ判断できるようになりますよ。
オンライン英会話
覚えた動詞は、話して使うと身につく
自動詞・他動詞は、知識として覚えただけだと会話でとっさに出てきにくいものです。オンライン英会話なら、文法の教材を選んで講師と話しながら、覚えた形を実際に使って確かめられます。まずは無料体験で試してみましょう。
無料体験DMM英会話の無料体験を見る(DMM英会話の公式サイトに移動します。最新の内容は公式サイトで確認してください)
第1文型と第2文型の知恵袋によくある相談
become と look が「なぜ自動詞なのか」という相談が特に多く読まれています。どちらも、後ろの語が補語だと分かれば解決する疑問です。
ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。
「becomeは『〜になる』なのに、なぜ他動詞ではないの?」
「医者になる」のように相手が必要に思えるのに、なぜ自動詞なのか、という相談です。
答えは、後ろの名詞が主語と同じものを指しているからです。She became a doctor. では彼女=医者なので、a doctor は補語になります。
他動詞の目的語は、主語とは別の「動作を受ける相手」です。become の後ろには、そうした相手が来ないんですね。
「You look disappointed. の look はなぜ自動詞?」
look の後ろに語が続いているのに、なぜ自動詞なのか、という質問です。
disappointed は「がっかりした」という形容詞のはたらきをしています。You = disappointed な状態なので、補語です。
補語をとる自動詞なので、この文は第2文型になります。「がっかりしているように見える」と訳すと、主語の様子を説明しているのがよく分かりますよ。
「I look. だけの文は正しいの?」
look は自動詞なら I look. でも文になるのでは、という相談です。
「〜に見える」の意味なら補語が必要なので、I look. だけでは意味が足りません。I look tired. のように形容詞を続けます。
一方、「見る」の意味なら Look!(見て)のように、後ろに何もない形で使えます。同じ look でも、意味によって完全自動詞と不完全自動詞に分かれるんです。
「What has become of him? の become は自動詞?」
この文の become についての質問も、多く読まれています。
What has become of him? は「彼はどうなったのか」という決まった言い方です。become は自動詞で、what が主語、of him が「彼について」を表しています。
文型の練習問題に出てきても慌てないよう、決まった形として覚えておくと安心ですね。

よくある質問
第1文型と第2文型の違いは何ですか?
どちらも自動詞の文型です。補語がいらずに主語と動詞だけで意味がそろうのが第1文型、補語が必要なのが第2文型です。
完全自動詞と不完全自動詞はどう見分けますか?
動詞のあとに補語が必要かどうかで見分けます。go や happen は補語がいらない完全自動詞、become や look(〜に見える)は補語が必要な不完全自動詞です。
自動詞のあとの名詞は、いつも補語ですか?
いいえ。前置詞のあとの名詞は前置詞の目的語で、補語ではありません。動詞の直後にあり、主語とイコールで結べる名詞が補語です。
He lives in Tokyo. は何文型ですか?
第1文型です。in Tokyo は場所を表す修飾語で、文の骨組みは He lives です。
第2文型の動詞は受動態にできますか?
できません。補語は受動態の主語になれないので、become や look の第2文型は受動態にしません。
まとめ
- 第1文型と第2文型は、どちらも自動詞の文型
- 補語がいらない自動詞が完全自動詞、補語が必要な自動詞が不完全自動詞
- 補語は主語とイコールで結べる名詞か形容詞
- become は補語をとる自動詞、look は意味によって第1文型と第2文型を行き来する
- 前置詞のかたまりや副詞は外して、骨組みで文型を判断する





コメント