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「駅に着く」を arrive the station と書いたら、at が抜けていると直された。そんな経験はありませんか。
結論から言うと、他動詞と間違えやすい自動詞は「日本語では〜を・〜に と言えるのに、英語では前置詞が必要な動詞」です。arrive at、graduate from、wait for のように、前置詞とセットで覚えるのがいちばんの近道です。
この記事では、前置詞の意味ごとに動詞を分けた一覧と、迷った時の考え方を紹介していきますね。
他動詞と間違えやすい自動詞ってどんな動詞?
自動詞は、目的語(動作を受ける名詞)を直接とらない動詞です。後ろに名詞を置きたい時は、at・from・for・to などの前置詞をはさみます。
『「バスを待つ」なんだから、wait the bus でいいんじゃない?』と思いますよね。
でも wait は自動詞なので、待つ相手の前に for が必要なんです。
○ I’m waiting for the bus.(バスを待っています)
× I’m waiting the bus.
このように、自動詞の後ろに名詞を置く時は前置詞とセットにする、というのが基本の形です。自動詞そのものの意味は自動詞とは?でやさしく紹介しています。
まずはこれだけ押さえればいい5つのセット
いきなり全部覚えなくて大丈夫です。テストでも会話でもよく出る5つから始めてみましょう。
| セット | ○ 例文 | × よくある間違い | 意味 |
|---|---|---|---|
| arrive at / in | We arrived at the station. | arrived the station | 〜に着く |
| graduate from | She graduated from high school. | graduated high school(学習英文法では避ける) | 〜を卒業する |
| wait for | Please wait for me. | wait me | 〜を待つ |
| listen to | Listen to the music. | listen the music | 〜を聞く |
| look for | I’m looking for my key. | look my key | 〜を探す |
この5つに共通するのは、日本語に「を」や「に」が入るのに、英語では前置詞が要るところです。訳語だけを頼りにすると、つい前置詞を落としてしまうんですね。
自動詞と前置詞のセットを意味で分けた一覧
自動詞と前置詞のセットは、前置詞の意味でグループに分けると覚えやすくなります。「着く先の at / in」「出どころの from」「求める対象の for」「向かう相手の to」の4つが中心です。
ここが大事なところです。前置詞にはそれぞれイメージがあるので、意味で分けると「なぜこの前置詞なのか」が見えてきます。
| 前置詞の意味 | 前置詞 | 自動詞とのセット | 例文 |
|---|---|---|---|
| 着く先 | at / in | arrive at / arrive in | We arrived in Osaka at night. |
| 出どころ | from | graduate from, come from | He comes from Canada. |
| 求める対象 | for | wait for, look for, apply for | She applied for a job. |
| 向かう相手 | to | listen to, reply to, apologize to, object to, go to | Please reply to my email. |
| 視線を向ける先 | at | look at, laugh at | Look at this picture. |
| 話題 | about / of | complain about / of, talk about | He complained about the noise. |
| 一緒にいる相手 | with | agree with, talk with | I agree with you. |
| 世話をする対象 | after | look after | She looks after her brother. |
『こんなにあると覚えきれない…』と感じた方もいるかもしれません。
ただ、上の4グループだけで、よく出るセットの多くをカバーできます。まずは at / in・from・for・to の4つから始めてみてください。

「to」は向かう相手を表す
to のグループは、気持ちや言葉が「相手に向かっていく」イメージです。
○ I apologized to her for being late.(遅れたことを彼女に謝った)
○ Many people objected to the plan.(多くの人がその計画に反対した)
go to school の to も、行き先に向かうイメージですよね。
「for」は求めているものを表す
for のグループは、「まだ手に入っていないものを求める」イメージです。
○ I’m looking for a new apartment.(新しい部屋を探している)
○ We waited for the rain to stop.(雨がやむのを待った)
待つ・探す・申し込むは、どれも何かを求めている動作ですよね。だから同じ for がつくんです。
「from」は出どころ・離れる元を表す
from のグループは、「ある場所から離れる・そこから来る」イメージです。
○ He graduated from a school in Kyoto.(彼は京都の学校を卒業した)
○ My teacher comes from Australia.(私の先生はオーストラリア出身です)
卒業は、学校という場所から離れて次へ進むことですよね。そう考えると、graduate に from がつくのも納得しやすいはずです。
「at / in」は着く先の広さで選ぶ
at と in は、どちらも「着いた先」を表します。
点のような場所なら at、広がりのある場所なら in、と考えると選びやすいです。
○ The bus arrived at the bus stop.(バスが停留所に着いた)
○ We arrived in Tokyo in the morning.(朝、東京に着いた)
「about」「with」は話題と相手を表す
about は話の中身、with は一緒にいる相手を表します。
○ We talked about the trip.(旅行について話した)
○ I agree with you.(あなたに賛成です)
agree は相手なら with、提案なら to、条件なら on と、前置詞で意味が変わる動詞です。
○ They agreed to the plan.(彼らはその計画に同意した)
○ We agreed on the price.(私たちは値段で合意した)
arrive・graduate・wait・complain・applyの使い方
特に質問が多いのがこの5語です。どれも自動詞として前置詞とセットで使い、前置詞が変わると意味も変わるものがあります。
ここからは、迷いやすい動詞を1つずつ見ていきますね。
arriveは自動詞?at と in の使い分け
arrive は「着く」の自動詞です。着く場所を言う時は at か in をつけます。
○ We arrived at the airport.(空港に着いた)
○ They arrived in London yesterday.(彼らは昨日ロンドンに着いた)
使い分けの目安は、駅や空港のような「地点」なら at、国や都市のような「広い場所」なら in です。
同じ「着く」でも reach は他動詞なので、reach the airport と前置詞なしで書きます。get to the airport も同じ意味で使えますよ。
graduate fromの意味と「graduate だけ」との違い
graduate は「卒業する」の自動詞で、卒業する学校を言う時は from をつけます。
○ She graduated from university last spring.(彼女は昨年の春に大学を卒業した)
『graduate だけで学校名を置いた文も見たけど?』という方もいますよね。
アメリカ英語では graduate college のような形も見られます。ただ、学習英文法では graduate from が基本なので、テストや作文では from をつけておくと安心です。
waitは自動詞?wait forの使い方
wait は基本的に自動詞で、待つ相手や物の前に for をつけます。
○ Could you wait for a moment?(少し待っていただけますか)
○ I’ll wait here.(ここで待っています)
他動詞として使うのは「順番を待つ」の wait one’s turn くらいです。
○ Please wait your turn.(順番を待ってください)
complainは自動詞?aboutとtoの使い分け
complain は「不平を言う」の自動詞です。不満の内容には about か of、言う相手には to をつけます。
○ He complained about the food.(彼は料理について文句を言った)
○ She complained to the manager.(彼女は店長に苦情を言った)
○ He complained to the staff about the noise.(彼は騒音のことでスタッフに苦情を言った)
内容と相手、前置詞が2種類あると覚えておくと、長い文も組み立てやすくなりますよ。
applyは自動詞?apply for と apply to の違い
apply は前置詞によって意味が変わる動詞です。
| 形 | 品詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| apply for A | 自動詞 | Aに応募する・申請する | I applied for the job. |
| apply to A | 自動詞 | Aに当てはまる・Aに申し込む | This rule applies to everyone. |
| apply A to B | 他動詞 | AをBに塗る・適用する | Apply the cream to your skin. |
apply は他動詞の使い方もあるので、「何を求めて申し込むのか」は for、「どこに当てはまるのか」は to、と意味で区別するのがコツです。
apply the job のように、for を落とすミスがよくあります。応募する仕事や奨学金の前には for を入れる、と覚えておきましょう。
同じ意味の他動詞とペアで覚えよう
自動詞と前置詞のセットには、意味の近い他動詞がよくあります。自動詞・他動詞と前置詞の関係はペアで比べると、どちらに前置詞が要るのかが一度に覚えられます。
『arrive と reach、意味は同じなのに、なんで形が違うの?』という疑問はとても多いです。
これは単語ごとの性質なので、理屈より「ペアで覚える」ほうが早いんです。
| 自動詞+前置詞 | 他動詞(前置詞なし) | 共通の意味 |
|---|---|---|
| arrive at the station | reach the station | 駅に着く |
| talk about the plan | discuss the plan | 計画について話す |
| reply to the email | answer the email | メールに返事をする |
| go into the room | enter the room | 部屋に入る |
| look at the picture | see the picture | 絵を見る |
| listen to the music | hear the music | 音楽を聞く |
例えば、友達とのやりとりならこんな感じです。
「What time did you arrive at the hotel?(何時にホテルに着いたの?)」
「We reached the hotel around nine.(9時ごろ着いたよ)」
- arrive at
- talk about
- reply to
- reach
- discuss
- answer
前置詞がいらない他動詞の一覧は自動詞と間違えやすい他動詞でまとめています。両方の記事をあわせて読むと、迷う動詞がかなり減りますよ。

自動詞なのに前置詞がいらない時もある?
自動詞でも、後ろに名詞が来ない時や、here・home・there のような副詞が来る時は前置詞がいりません。前置詞は「名詞をつなぐため」のもの、と考えると分かりやすいです。
『arrive は at が要るって習ったのに、arrive home には at がないのはなぜ?』と感じた方も多いはずです。
実は home はここでは「家へ・家に」という副詞なんです。副詞は前置詞なしで動詞につなげられます。
| 後ろに来るもの | 前置詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 名詞(場所) | 必要 | We arrived at the station. |
| 副詞 here / there | 不要 | We arrived here at noon. |
| 副詞 home | 不要 | I arrived home late. |
| 何も来ない | 不要 | The train arrived on time. |
× We arrived at here.
○ We arrived here.(ここに着いた)
最後の on time は「時間どおりに」という副詞のかたまりなので、arrive の目的語ではありません。
迷った時の確かめ方
- 動詞の後ろに来るのが名詞か副詞かを見る
- 名詞なら、その動詞が自動詞か他動詞かを考える
- 自動詞なら、意味に合った前置詞を選ぶ
- 家で復習する時に辞書の vi・vt 表示と例文で確かめる
自動詞と他動詞の見分け方そのものは自動詞と他動詞の見分け方で3ステップにまとめています。
- arrive・wait・listen の後ろに名詞があるのに前置詞が抜けていないか
- here・home・there の前に余計な at や to をつけていないか
- apply の後ろの前置詞が意味に合っているか
セットで覚えた形は口に出してみる
前置詞とセットの形は、目で見るより声に出したほうが覚えやすいです。
wait for、listen to、arrive at と、まとまりで何度か言ってみてください。話す中で自然に前置詞が出てくるようになると、テストでも迷いにくくなりますよ。
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他動詞と間違えやすい自動詞の知恵袋によくある相談
arrive と graduate についての相談が特に多く読まれています。どれも「前置詞が要る時と要らない時の違い」に関する疑問です。
ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。
「辞書で arrive の後に前置詞がない例を見たのはなぜ?」
arrive には at・in などの前置詞が要るはずなのに、前置詞のない例文があって混乱した、という相談です。
答えは、後ろに来ているのが名詞ではないからです。arrive here、arrive home、The train arrived. のように、副詞が来たり後ろに何も来なかったりすれば、前置詞はいりません。
名詞の場所を言う時だけ at や in をつける、と覚えておけば大丈夫ですよ。
「graduate from と graduate の違いは?」
graduate from の形と、graduate だけの形の違いを知りたい、という質問です。
学習英文法では、卒業する学校を言う時は graduate from を使うのが基本です。アメリカ英語で graduate college のような形も見られますが、テストでは from をつけて書いておきましょう。
ちなみに a graduate of 〜 の graduate は「卒業生」という名詞なので、of がつく形になります。
「arrive at here と arrive here はどっちが正しい?」
この相談も多く読まれています。正しいのは arrive here です。
here は「ここに」という副詞なので、前置詞 at は要りません。同じように、go there や come home も前置詞なしで言います。
似た形で迷う動詞はgo・happen・seatは自動詞?他動詞?でも判定表にしています。練習問題で確かめたい方は自動詞・他動詞の練習問題を試してみてください。

よくある質問
他動詞と間違えやすい自動詞は、どれから覚えればいいですか?
arrive at、graduate from、wait for、listen to、look for の5つから始めるのがおすすめです。どれもテストや会話でよく使うセットです。
arrive at と arrive in はどう使い分けますか?
目安として、駅や空港などの地点には at、国や都市など広い場所には in を使います。
wait は他動詞として使えないのですか?
基本は自動詞で wait for の形を使います。他動詞として使うのは wait one’s turn(順番を待つ)のような限られた形です。
apply for と apply to の違いは何ですか?
apply for は「〜に応募する・申請する」、apply to は「〜に当てはまる・〜に申し込む」という意味です。
自動詞の後ろにはいつも前置詞が来ますか?
いいえ。後ろに名詞を置く時だけ前置詞が要ります。here や home などの副詞が来る時や、後ろに何も来ない時は前置詞はいりません。
まとめ
- 他動詞と間違えやすい自動詞は、後ろに名詞を置く時に前置詞が要る
- 前置詞は at / in・from・for・to の意味で分けると覚えやすい
- arrive と reach、talk about と discuss のようにペアで覚える
- apply・complain は前置詞で意味や役割が変わる
- here・home などの副詞の前には前置詞をつけない





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