talk・speakは自動詞?他動詞?会話で迷う使い分け

英語のノートと吹き出しカードが置かれた机と、talkとspeakの使い分けを伝える記事タイトル

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「彼と話す」を英語にしようとして、talk him なのか talk to him なのか、手が止まったことはありませんか。

結論から言うと、talk は自動詞として使うのが基本で、人や話題の前には to や about が入ります。一方、speak は自動詞にも他動詞にもなり、speak English のように言語を直接置けるんです。

この記事を読めば、talk・speak・say・tell の4語を、後ろに来るもので迷わず使い分けられるようになります。

目次

talkは自動詞?他動詞?まず結論から

先に結論

talk は基本的に自動詞です。「人と話す」は talk to/with 人、「〜について話す」は talk about 事 の形にします。他動詞として使うのは、talk business のような限られた言い方だけです。

『talk は「話す」だから、後ろに何でも置けそう』と思いますよね。

実は、talk は後ろに目的語(動作を受ける名詞)を直接置かない動詞なんです。だから、話す相手や話題の前には前置詞が必要になります。

○ I talked to my teacher after class.(授業のあと先生と話した)

○ We talked about the trip.(私たちは旅行について話した)

× I talked my teacher after class.

× We talked the trip.

形例文意味
talk to 人Can I talk to you?ちょっと話せる?
talk with 人I talked with my friend.友達と話した
talk about 事Let’s talk about it later.その話はあとでしよう
talk to 人 about 事I talked to her about the plan.計画について彼女と話した
talk だけThey talked for hours.彼らは何時間も話した

自動詞と他動詞の基本から確かめたい方は、自動詞と他動詞の違いも読んでみてください。

「I talk.」だけでも文になる?

talk は自動詞なので、後ろに何もなくても文としては成り立ちます。

○ She talks a lot.(彼女はよくしゃべる)

○ Stop talking, please.(おしゃべりをやめてください)

a lot や for hours は目的語ではなく、「どれくらい」を表す言葉です。だから、talk が自動詞のままでも問題ないんですね。

talk が他動詞になる時

talk にも他動詞の使い方はあります。ただ、使える場面はかなり限られています。

他動詞の talk例文意味
talk businessLet’s talk business.仕事の話をしよう
talk politicsThey often talk politics.彼らはよく政治の話をする
talk sense/nonsenseNow you’re talking sense.やっとまともなことを言ったね
talk 人 into ~ingShe talked me into joining the club.彼女に説得されて部に入った

『じゃあ talk the plan も言えるの?』と思った方もいるかもしれません。

普段の会話では、話題には talk about を使うと覚えておくのが安心です。他動詞の形は、決まった言い方として一つずつ覚えておきましょう。

speakは自動詞?他動詞?talkとどう違う?

先に結論

speak は自動詞にも他動詞にもなります。人と話す時は speak to/with 人(自動詞)、言語や言葉そのものを置く時は speak English(他動詞)です。

speak 自動詞・speak 他動詞のどちらで調べても、説明がバラバラで混乱する、という方も多いはずです。

ここが大事なところです。speak は後ろに来るものによって、自動詞にも他動詞にもなるんです。

自動詞の speak

人と話す時、話題について話す時は、talk と同じように前置詞を使います。

○ May I speak to Ms. Sato?(佐藤さんとお話しできますか)

○ He spoke about his work.(彼は自分の仕事について話した)

○ Could you speak up a little?(もう少し大きな声で話してもらえますか)

speak up は「大きな声で話す」「はっきり意見を言う」という意味の言い方です。後ろに目的語は来ません。

他動詞の speak

言語や「本当のこと」のような言葉そのものは、speak のすぐ後ろに置けます。

○ She speaks English and French.(彼女は英語とフランス語を話す)

○ Please speak the truth.(本当のことを話してください)

ここで talk を使って talk English と言うのは、一般的ではありません。「〜語を話す」は speak を使う、と覚えておきましょう。

speak
  • 自動詞と他動詞の両方がある
  • 言語を直接置ける(speak English)
  • 少し改まった響きになりやすい
talk
  • 基本は自動詞だけ
  • 言語は置かない(talk English は一般的でない)
  • 気軽なおしゃべりの感じが出やすい

speak と talk、会話ではどっちを使う?

人と話す場面では、speak to も talk to も使えます。

一般に、speak は少しかしこまった響き、talk は気軽なおしゃべりの感じ、と説明されることが多いです。

例えば電話で取り次ぎを頼む時は、こんなやりとりになります。

「May I speak to the manager?」(責任者の方とお話しできますか)

「Just a moment, please.」(少々お待ちください)

一方、友達に声をかけるなら「Hey, can I talk to you?」のほうが自然な感じになりますね。

talk・speak・say・tellは「後ろに来るもの」で使い分けよう

先に結論

4語は、後ろに「人」「言語」「話題」「言った内容」のどれが来るかで決まります。人を直接置けるのは tell だけ、言語を置けるのは speak だけ、と覚えると迷いにくくなります。

talk と speak が分かってきても、『say と tell も混ざってくると、もう分からない』という方も多いはずです。

そこで、4つの動詞を「すぐ後ろに何を置けるか」で並べてみました。

後ろに来るものtalkspeaksaytell
人(話す相手)talk to 人speak to 人say to 人tell 人(直接置ける)
言語置かないspeak English置かない置かない
話題talk about 事speak about 事置かないtell 人 about 事
言った内容・セリフ置かない置かないsay “Hello.”tell 人 the news
自動詞か他動詞か基本は自動詞両方他動詞他動詞
talk・speak・say・tellを後ろに来るもので分けた図解

say は「言った中身」を置く他動詞

say は、言った言葉や内容を目的語にとる他動詞です。

○ He said, “Thank you.”(彼は「ありがとう」と言った)

○ She said that she was tired.(彼女は疲れていると言った)

ただし、say は人を目的語にとりません。相手を言いたい時は to をつけます。

× He said me the news.

○ He said to me, “Good luck.”(彼は私に「頑張って」と言った)

tell は「人+内容」を置ける他動詞

tell は、人と内容の両方を後ろに置ける他動詞です。

○ He told me the news.(彼は私にその知らせを伝えた)

○ Tell me about your trip.(旅行の話を聞かせて)

○ She told a story to the children.(彼女は子どもたちにお話をした)

『say me がダメなら、tell to me?』と思うかもしれません。tell は人を直接置けるので、tell me の形が基本です。

4語を選ぶ時のチェック
  • 後ろに言語が来るなら speak
  • 後ろに人を直接置くなら tell
  • セリフや that 節を置くなら say
  • 「〜と話す」「〜について話す」なら talk to/talk about

よくある間違いを並べて確かめる

4語の使い分けで迷いやすい形を、直し方と一緒に並べておきますね。

よくある間違い直した形ひとこと
× I talked my friend.○ I talked to my friend.talk は人の前に to
× I can talk English.○ I can speak English.言語は speak
× He said me the news.○ He told me the news.人を直接置くなら tell
× Tell to me the truth.○ Tell me the truth.tell の後ろに to はいらない
× We talked the problem.○ We talked about the problem.話題の前に about

×の形も、意味は相手になんとなく伝わることが多いです。ただ、テストや作文では直されやすいポイントなので、○の形で覚えておきましょう。

4語の使い分けを問題で確かめよう

( )に talk・speak・say・tell のどれかを正しい形で入れてみてください。

  1. Can you( )Chinese?
  2. She( )me an interesting story.
  3. I need to( )to you about something.
  4. He( ), “See you tomorrow.”
答え

1は speak、2は told、3は talk(speak も可)、4は said です。3は「話がある」というくだけた場面なので、talk のほうがよく合います。

talkはなぜ自動詞?「暗記するしかない」を減らす考え方

先に結論

talk は「おしゃべりする」という動作そのものを表す動詞なので、相手や話題は前置詞で添える、と考えると覚えやすくなります。

『talk が自動詞なのは、結局暗記するしかないの?』という声はよく聞きます。

もちろん最後は覚えることになりますが、理由のイメージがあると覚える量はぐっと減らせます。

動作そのものか、何かに向かう動作か

talk は「話をする・しゃべる」という動作そのものを表します。誰と話すか、何について話すかは、あとから前置詞で付け足す情報なんです。

一方、tell は「人に何かを伝える」という、相手に向かう動詞です。だから人を直接置けるんですね。

動詞イメージ形
talkしゃべる動作そのものtalk+前置詞+人・話題
speak声に出して話す・言語を話すspeak+前置詞+人/speak+言語
say言葉を口にするsay+言った内容
tell人に内容を伝えるtell+人+内容

かたまりで覚えると迷わない

前置詞は、動詞とセットのかたまりで覚えるのがおすすめです。

  • talk to 人 about 事
  • speak to 人/speak English
  • say to 人 “セリフ”
  • tell 人 about 事

声に出して何度か言ってみると、talk のすぐ後ろに to が出てくるようになりますよ。

日本語訳に「を」が入るかどうかだけで判断すると、ずれることもあります。discuss のように「〜について話し合う」でも他動詞になる動詞は、discuss aboutは間違い?で紹介しています。

よくある間違い

「話す」の訳につられて、discuss about や talk the plan と書いてしまうことがあります。talk は前置詞が必要、discuss は前置詞がいらない、と対で覚えておきましょう。

talkとspeakの知恵袋によくある相談

先に結論

「talk と talk to の違いは?」「talk about は他動詞じゃないの?」「talk の後ろに前置詞がない時があるのはなぜ?」という相談がよく読まれています。

ここでは、talk 自動詞・talk 他動詞について、よく読まれている相談を要約して紹介しますね。

「talk と talk to の違いは?」

talk だけで使う時と、talk to を使う時の違いを知りたい、という相談です。

talk だけなら「話す・しゃべる」という動作だけを言います。talk to をつけると、「誰に向かって話すか」が加わるんです。

○ We talked all night.(私たちは一晩中話した)

○ I talked to my mother on the phone.(母と電話で話した)

どちらも talk は自動詞のままです。to は、話す相手を示すために添えているだけなんですね。

「talk about は他動詞じゃないの?」

talk about のあとに名詞が来るので、talk about 全体で他動詞なのでは、という相談です。

学習英文法では、talk は自動詞、about は前置詞、その後ろの名詞は about の目的語、と考えるのが基本です。

『でも、意味は「〜について話す」で他動詞っぽい』と感じるのは自然なことです。形の上では、名詞を受け止めているのは talk ではなく about だ、と見てみてください。

文名詞を受け止めているものtalk の種類
We talked about music.about自動詞
Let’s talk business.talk他動詞

「talk の後ろに前置詞がないのはなぜ?」

talk は自動詞なのに、前置詞なしで単語が続く文を見かけた、という相談です。

理由は2つ考えられます。1つは、She talks fast. のように、後ろの語が目的語ではなく様子を表す言葉の場合です。

もう1つは、talk business や talk sense のように、他動詞として使う決まった言い方の場合です。どちらに当たるか、後ろの語の意味を見て判断してみてください。

talkとspeakを会話で使えるようにするには?

先に結論

4語の使い分けは、表で覚えたあと、実際の会話で口に出すと定着しやすくなります。よく使う形を短い文で練習しておきましょう。

文法の表を覚えても、いざ話す時に『talk to だっけ、speak with だっけ』と迷うことはありますよね。

そこで、会話でよく使う形を場面ごとにまとめました。

場面使える言い方
相手に声をかけるCan I talk to you for a minute?
電話で取り次ぎを頼むMay I speak to Mr. Tanaka?
話せる言語を言うI speak Japanese and a little English.
聞こえにくい時Could you speak more slowly?
知らせを伝えるLet me tell you something.
相手の言葉を伝えるShe said she would be late.

自分のことを話す練習をしてみる

まずは、自分の1日を4語で言ってみるのがおすすめです。

  • I talked to my coworker about the meeting.
  • I spoke to my boss on the phone.
  • My friend told me some good news.
  • She said, “Congratulations!”

自分のことを英語にすると、どの動詞を選ぶかを毎回考えることになるので、使い分けが身につきやすいんです。

覚えたtalkとspeakの使い分けを話して練習するためのヘッドセットとノートパソコンの写真

覚えた形は、声に出して使うと定着しやすくなります。実際に人と話して試してみたい方は、オンライン英会話で練習してみるのも一つの方法です。

オンライン英会話

覚えた動詞は、話して使うと身につく

自動詞・他動詞は、知識として覚えただけだと会話でとっさに出てきにくいものです。オンライン英会話なら、文法の教材を選んで講師と話しながら、覚えた形を実際に使って確かめられます。まずは無料体験で試してみましょう。

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(DMM英会話の公式サイトに移動します。最新の内容は公式サイトで確認してください)

英会話で文法を使いながら覚えるコツは、英会話で文法をどう使う?でも紹介しています。

study・learn など、ほかの迷いやすい動詞も同じ考え方

自動詞・他動詞で迷うのは、talk と speak だけではありません。

study と learn、call や answer なども、後ろに何が来るかで形が変わります。気になる方は、study・learnは自動詞?他動詞?やよく聞かれる動詞まとめもあわせて読んでみてください。

talkとspeakを会話の場面ごとに使い分ける図解

よくある質問

talk は自動詞ですか?他動詞ですか?

基本は自動詞です。人と話す時は talk to/with 人、話題について話す時は talk about 事 の形にします。talk business や talk 人 into ~ing のような限られた言い方では他動詞としても使います。

speak は自動詞ですか?他動詞ですか?

両方あります。speak to 人 や speak about 事 は自動詞、speak English や speak the truth のように言語や言葉を直接置く時は他動詞です。

talk English と言ってもいいですか?

一般的ではありません。「英語を話す」は speak English と言うのが基本です。

say と tell の違いは何ですか?

say は言った内容を目的語にとり、人は直接置かずに say to 人 とします。tell は tell me the news のように、人と内容を直接置けます。

talk to と talk with は違いますか?

どちらも「人と話す」の意味で使えます。talk with はお互いに話し合う感じが出る、と説明されることもあります。普段の会話ではどちらを使っても伝わります。

まとめ

この記事の要点
  • talk は基本的に自動詞で、talk to 人/talk about 事 の形にする
  • talk の他動詞は talk business や talk 人 into ~ing など限られた言い方
  • speak は自動詞(speak to 人)と他動詞(speak English)の両方がある
  • say は言った内容、tell は人+内容を直接置ける他動詞
  • 4語は「後ろに来るもの」で選び、声に出して練習すると定着しやすい
自動詞ガイド

自動詞ガイド 編集部

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