当サイトは一般的な英文法・日本語文法の知識と、関係する団体・サービスの公式サイトの公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。辞書や教材によって表記・説明が異なる場合があります。サービスの内容や料金は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトで確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
英文法の勉強法を調べると、人によって言うことがバラバラで『結局、何から始めればいいの?』と迷ってしまいますよね。問題集を何周しても、自動詞や他動詞のところでまた間違える、という方も多いはずです。
結論から言うと、英文法の勉強法は「理解する・例文で確かめる・問題を解く・話して使う」の4段階で進めるのがおすすめです。どの段階でつまずいているかが分かれば、やるべきことが見えてきます。
この記事を読むと、自動詞・他動詞を例に、4段階それぞれで何をすればいいかが分かります。
英文法の勉強法は「理解・例文・問題・話す」の4段階
英文法は、ルールを理解するだけでも、問題を解くだけでも身につきにくいです。理解したルールを例文で確かめ、問題で使い、最後に自分の口で言ってみる。この4段階を1つの単元ごとに回すのが基本です。
4つの段階を、やることと目安で並べてみました。
| 段階 | やること | できたかの目安 |
|---|---|---|
| 1 理解 | ルールを日本語で説明できるようにする | 「自動詞は目的語をとらない」と言える |
| 2 例文 | ルールが入った短い英文を読み、書き写す | 例文を見て、どこがルールの形か指させる |
| 3 問題 | 問題を解き、不正解の選択肢の理由も考える | 間違いの選択肢がなぜダメか言える |
| 4 話して使う | 覚えた形を声に出し、会話で使う | 自分で discuss the plan と言える |

『問題をたくさん解けばいいんじゃないの?』と思うかもしれません。
もちろん問題演習は大事です。ただ、理解と例文の段階を飛ばすと、正解しても理由が分からないまま進んでしまうんです。
1つの単元ごとに4段階を回す
4段階は、文法書を1冊全部読んでから問題に進む、という意味ではありません。
「自動詞と他動詞」のような1つの単元ごとに、理解から話して使うまでを小さく回していきます。
- 自動詞と他動詞の違いを、目的語の有無で説明できるようにする
- I arrived at the station. と I reached the station. を並べて書き写す
- 前置詞が要るかを問う問題を解き、間違えた理由をメモする
- 「駅に着いたよ」を英語で声に出して言ってみる
このくらいの小さな単位なら、1日の中でも回せますよね。
自動詞・他動詞は4段階のどこでつまずく?
英文法の中でも、自動詞・他動詞はつまずく人が多い単元です。
実は、つまずく場所は段階ごとに違います。どこで止まっているかを知っておくと、勉強のしかたを変えやすくなります。
| 段階 | よくあるつまずき | 起きやすい間違い | 抜け出すコツ |
|---|---|---|---|
| 1 理解 | 「目的語」が何か分からない | 前置詞の後ろの名詞も目的語だと思う | listen to music の music は to の目的語と知る |
| 2 例文 | 日本語訳で判断してしまう | 「〜と結婚する」だから marry with | 訳ではなく英語の形で覚える |
| 3 問題 | 意味だけで選んでしまう | discuss about を選ぶ | 空所の後ろに前置詞があるかを先に見る |
| 4 話して使う | 頭では分かるのに口から出ない | 会話で reach to と言ってしまう | 動詞+前置詞のかたまりで声に出す |

表を見ると、段階ごとに直し方が違うのが分かりますよね。
例えば、問題で間違えるのに理解はできている人は、段階3の「見る順番」を変えるだけで正答が増えることがあります。
つまずきの原因が段階4にあるのに、文法書を最初から読み直してしまうことです。説明はできるのに話せない時は、理解を深めるより、かたまりで声に出す練習を増やしてみてください。
自分がどこで止まっているかのチェック
次の項目に当てはまるものを見てみましょう。
- 自動詞と他動詞の違いを、自分の言葉で説明できない(段階1)
- 例文は読めるが、日本語訳で自動詞か他動詞かを決めている(段階2)
- 問題で2択までは絞れるが、最後に間違える(段階3)
- 問題は解けるのに、会話や英作文で前置詞を間違える(段階4)
当てはまった段階から読み進めると、効率よく直せます。
段階1〜3のやり方:理解・例文・問題
ここからは、各段階で具体的に何をするかを紹介します。
英文法の自動詞・他動詞は、用語を最小限にして、例文の形で覚えるのが近道です。難しい用語は、出てきた時に言い換えられれば十分です。
段階1 理解:用語は「目的語」と vi・vt だけでいい
自動詞・他動詞の単元で覚える用語は、実はそれほど多くありません。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 自動詞(vi) | 目的語をとらない動詞 | She smiled. |
| 他動詞(vt) | 目的語を直接とる動詞 | I opened the window. |
| 目的語 | 動詞の動作を受ける名詞 | the window |
| 前置詞の目的語 | 前置詞の後ろの名詞(動詞の目的語ではない) | listen to music の music |
多くの英和辞典では、自動詞に vi や〔自〕、他動詞に vt や〔他〕と表示されています。
この表示を見る習慣をつけるだけで、理解の段階はかなり進みます。自動詞と他動詞の違いをくわしく知りたい方は、自動詞と他動詞の違い|目的語の有無で分かる比較表つきもどうぞ。
段階2 例文:日本語訳ではなく形で覚える
例文の段階では、日本語訳だけに頼らないことが大事です。
『「〜を」があれば他動詞でしょ?』と覚えている方もいるかもしれません。目安にはなりますが、例外が多いんです。
- ○She married him.(彼女は彼と結婚した。)marry は他動詞
- ×She married with him.
- ○I’m waiting for the bus.(バスを待っている。)wait は自動詞
- ×I’m waiting the bus.
marry は「〜と」と訳しても他動詞で、wait は「〜を」と訳しても自動詞です。
だから例文は、動詞と前置詞と目的語をひとかたまりで書き写しておきましょう。
書き写す時は、意味の近い自動詞と他動詞を左右に並べると、違いが目に入りやすくなります。
| 意味 | 自動詞の例文(前置詞あり) | 他動詞の例文(前置詞なし) |
|---|---|---|
| 〜に着く | I arrived at the hotel. | I reached the hotel. |
| 〜に返事をする | She replied to my email. | She answered my email. |
| 〜を見る | Look at the board. | I saw the board. |
| 〜に反対する | They objected to the plan. | They opposed the plan. |
左右で意味はほとんど同じなのに、前置詞があるかないかだけが違いますよね。
このペアを1日2〜3組ずつ書き写していくと、「前置詞が要る動詞」の感覚が少しずつ育っていきます。
段階3 問題:不正解の選択肢も説明する
問題演習で意識したいのは、正解を当てることより「なぜ他の選択肢がダメか」を言えることです。
例えば、次のような問題です(編集部が作った例題です)。
- (A) discussed
- (B) talked
- (C) discussed about
- (D) spoke
正解は (A) discussed です。
空所の後ろに the problem が前置詞なしで続いているので、他動詞の discuss を選びます。talk と speak は自動詞で使うのが基本なので talk about が必要で、discussed about は discuss に about をつけた誤りです。
不正解の理由まで全部説明しようとすると、1問に時間がかかりすぎることもあります。最初は「間違えた問題だけ、理由まで説明する」くらいから始めると続けやすいです。
練習問題で見分け方を確かめたい方は、自動詞・他動詞の練習問題|解説つきで見分け方を確認を使ってみてください。
段階4 話して使う:覚えた形を口に出す
段階4は、多くの勉強法で後回しにされがちなところです。
でも、自動詞・他動詞の間違いは、話す時や書く時にいちばん出やすいんです。問題では正解できる discuss も、会話で急に言おうとすると discuss about が出てしまう。こんな経験はありませんか。
- その日覚えた形を3つ選ぶ(例: arrive at, discuss the plan, reply to)
- 自分のことを言う英文を1つずつ作る
- 声に出して3回ずつ言う
- 次の日、何も見ずに言えるか確かめる
例えば、こんな会話を想像して言ってみるのもおすすめです。
「What time did you arrive at the office?」
「I arrived at nine. Then we discussed the new project.」
自分の生活の話にすると、形が記憶に残りやすくなります。
相手と話すならオンライン英会話
ひとりの練習に慣れたら、相手と話す場を作ると、覚えた形を実際に使う機会が増えます。
自宅から受けられるオンライン英会話は、その選択肢の1つです。公式サイトで確認できる内容を並べると、次のとおりです。
| 項目 | DMM英会話 | レアジョブ英会話 |
|---|---|---|
| 運営 | 合同会社DMM.com | 株式会社レアジョブ |
| レッスン時間 | 1回25分 | 1回25分 |
| 受講時間帯 | 24時間いつでも | 朝6時〜深夜1時 毎日開校 |
| 講師 | 多くの国の講師 | フィリピン人講師が中心。日本人講師・ネイティブ講師のレッスンもある |
| 教材 | 15,000点以上。文法(Grammar)のカテゴリもある | 公式サイトで確認 |
| 無料体験 | 7日間レッスン受け放題など | 7日間無料でレッスンを体験 |
| 料金の例 | スタンダードプラン 毎月8回 4,880円/月 | 日常英会話コース 毎日25分 7,980円/月 |
料金は2026年10月時点の公式案内で、いずれも2ヶ月目以降の金額です。
プランや料金は変わることがあるので、最新は各公式サイトで確認してみてください。
- 早朝や深夜など、時間を選ばず受けたい人
- 文法の教材を選んで練習したい人
- 多くの国の講師と話してみたい人
- 日本人講師のレッスンで、文法の疑問を日本語で確認したい人
- 毎日決まった時間に続けたい人
- ビジネス英語も視野に入れている人
文法の「なぜ」を日本語で確かめながら話す練習をしたい方には、日本人講師のレッスンもあるレアジョブ英会話が選びやすいです。
まずは無料体験で、覚えた arrive at や discuss the plan を実際に口に出してみて、自分に合うか試してみてください。
オンライン英会話
文法の疑問を、話しながら確かめてみる
「この動詞に前置詞はいる?」という疑問は、実際に話して直してもらうと記憶に残ります。日本人講師のレッスンもあるオンライン英会話なら、文法の質問を日本語で確認しながら練習できます。無料体験で雰囲気をつかんでみましょう。
無料体験レアジョブ英会話の無料体験を見る(レアジョブ英会話の公式サイトに移動します。最新の内容は公式サイトで確認してください)
話して身につける練習法は、英会話で文法をどう使う?自動詞・他動詞を話して身につける練習法でもくわしく紹介しています。
高校英語と、大人の英文法のやり直しでの進め方
同じ4段階でも、今どんな立場で勉強しているかで、力を入れる段階が変わります。
| 場面 | 力を入れる段階 | 自動詞・他動詞での進め方 |
|---|---|---|
| 中学生・高校生の定期テスト前 | 段階2・3 | 教科書の例文の形を書き写し、問題で前置詞の有無を確かめる |
| 高校生の受験対策 | 段階1・3 | 目的語と前置詞の目的語の違いを理解し、不正解の理由まで説明する |
| 大人の英文法のやり直し | 段階1・4 | 用語を最小限に確認し、仕事や生活の英文で声に出す |
| TOEICなど試験対策 | 段階3・4 | 空所の後ろを見る順番を決め、覚えた形を口に出す |
高校英語の自動詞・他動詞
高校英語では、自動詞と他動詞が文型や受動態とつながって出てきます。
例えば、受動態にできるのは原則として他動詞です。だから ×The accident was happened. ではなく、○The accident happened. になります。
高校英語の自動詞・他動詞は、文型(第1文型SV・第2文型SVCは自動詞、第3〜5文型は他動詞)とセットで出てくることが多いです。単元をまたいでつながっているので、受動態でつまずいたら自動詞・他動詞に戻ってみると理解しやすくなります。
大人の英文法のやり直し
大人が英文法をやり直す時は、全部を最初から順番にやろうとしないのがコツです。
『中学の最初からやり直さないとダメかな』と思う方も多いはずです。ただ、つまずいている単元が分かっていれば、そこから4段階を回すほうが続けやすいんです。
自動詞・他動詞なら、まず「discuss, reach, enter には前置詞をつけない」「arrive, wait, reply には前置詞をつける」のように、迷いやすい動詞から押さえるのがおすすめです。
例えば、仕事や生活で使う場面を思い浮かべながら、こんな形で進めてみてください。
| 日 | やること | 自動詞・他動詞の例 |
|---|---|---|
| 1日目 | 違いを一言で説明できるようにする | 目的語をとるかどうか |
| 2日目 | 前置詞をつけない他動詞を書き写す | discuss the plan, enter the room |
| 3日目 | 前置詞とセットの自動詞を書き写す | arrive at, wait for, reply to |
| 4日目 | 問題を解いて、間違えた理由をメモする | discuss about がなぜ誤りか |
| 5日目 | 仕事や生活の英文を作って声に出す | I replied to the email. |
1日の量は少なくてかまいません。続けられる量で回すことが、やり直しではいちばん大事です。
覚え方のコツは、自動詞・他動詞の覚え方|覚えるしかない?を減らすコツでも紹介しています。
よくある相談:英文法の勉強法
ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている英文法の勉強法の悩みから、よく読まれているものを要約して紹介します。
相談1 高2になる前に英文法を固めたい。どう進めればいい?
この春に英文法を固めたいけれど、どんな順番で進めればいいか知りたい、という相談です。この中でも特に多く読まれていた質問でした。
使う教材は、学校で使っている文法書や問題集から選べば十分です。
大事なのは、1冊を最後まで読んでから問題に進むのではなく、単元ごとに4段階を回すことです。
- 文法書で1つの単元の説明を読み、要点を一言でまとめる
- その単元の例文を3つ書き写す
- 同じ単元の問題を解き、間違えた問題だけ理由を書く
- 覚えた形で自分の英文を1つ作って声に出す
相談2 勉強法が人によってバラバラで、何が正解か分からない
「ひたすら問題を解け」と言う人もいれば、「不正解の選択肢まで説明できるようにしろ」と言う人もいて、どちらが正しいのか分からない、という相談です。
実は、どちらも4段階のうちの一部の話なんです。
問題をたくさん解くのは段階3の量を増やすこと、不正解の理由を説明するのは段階3の質を上げることです。今の自分が「量が足りない」のか「理由があいまい」なのかで、どちらを重視するかを決めてみてください。
相談3 問題集に知らない表現や言い回しが多くて進まない
英文法の問題集を進めているけれど、知らない表現が多くて止まってしまう、という相談です。
知らない表現が出てくるのは、自然なことです。
全部を覚えようとせず、問題の答えに関わる形だけをメモしていきましょう。例えば「arrive at」「apply for」のような動詞と前置詞の組み合わせは、問題集にくり返し出てくるので、まとめておくと見返しやすくなります。
よくある質問
英文法の勉強法で、最初にやることは何ですか?
つまずいている単元を1つ決めて、そのルールを一言で説明できるようにすることです。自動詞・他動詞なら「自動詞は目的語をとらず、他動詞は目的語を直接とる」と言えるところから始めます。
英文法のやり直しは、中学英語から始めるべきですか?
全部を中学の最初からやり直す必要はありません。分からない単元が分かっていれば、そこから理解・例文・問題・話して使うの4段階を回すほうが続けやすいです。
英文法の自動詞・他動詞は、どうやって覚えればいいですか?
日本語訳ではなく、動詞+前置詞+目的語のかたまりで覚えるのがおすすめです。discuss the plan, arrive at the station のように、例文の形ごと声に出してみてください。
高校英語の自動詞・他動詞は、どの単元とつながっていますか?
文型と受動態とのつながりが深いです。第1文型・第2文型は自動詞、第3〜5文型は他動詞で作ります。また、受動態にできるのは原則として他動詞です。
英文法の勉強に、オンライン英会話は役に立ちますか?
覚えた形を話して使う段階4の練習場所として役立ちます。理解や問題演習の代わりにはならないので、4段階の最後に組み合わせて使うのがおすすめです。
まとめ
英文法の勉強法は、理解・例文・問題・話して使うの4段階を、単元ごとに小さく回すのが基本です。
自動詞・他動詞でつまずいている時は、まず自分がどの段階で止まっているかを確かめてみてください。
- 英文法は「理解・例文・問題・話して使う」の4段階で進める
- 4段階は1つの単元ごとに小さく回す
- 自動詞・他動詞は段階ごとにつまずき方が違う
- 例文は日本語訳ではなく、動詞+前置詞+目的語の形で覚える
- 問題では不正解の選択肢の理由も考える
- 覚えた形は声に出して使うと定着しやすい





コメント